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マイケル・ジャクソンの思想

『生きる技法』青灯社〜出版された

$マイケル・ジャクソンの思想(と私が解釈するもの)著者:安冨歩

『生きる技法』がアマゾンで買えるようになっている。28日発売と聞いていたのだが、もう出たようである。

Xmas プレゼントにぴったり!

なわけはないが、ぜひ読んでいただきたい。

【命題1】自立とは依存することだ
【命題2】誰とでも仲良くしてはいけない
【命題3】愛は自愛から発し、執着は自己愛から生じる
【命題4】人を愛するためには、自分を愛さなければならない
【命題5】貨幣とは、手軽に人と人とをつなぐ装置である
【命題6】自由とは、選択の自由のことではない
【命題7】自由でいるためには、勇気が必要である
【命題8】人生の目的とは、その人自身の「道」の究極点である
【命題9】夢とは、人生の目的に向かう一里塚である
【命題10】夢を実現することそのものには、何の意味もない
【命題11】幸福とは、手に入れるものではなく、感じるものである
【命題12】「自分は悪い子だ」と思い込まされていることが、自己嫌悪である
【命題13】自己嫌悪を乗り越え、自分を愛するようになることが、成長をもたらす
【命題14】成長とは、生きる力の増大である
【命題15】成長とは、願うことで実現される

という命題をもとに、生きるために必要な考える技法が凝縮されている。年末年始にお読みいただければ、来年はもうハッピー間違いなしである。(知らんけど)
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  1. 2011/12/25(日) 10:41:49|
  2. ブログ
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:7
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コメント

1 ■はじめまして

遅くなりましたが、アメンバー承認ありがとうございました。

最初は「マイケル・ジャクソンと思想って面白そうだな~」「魂の脱植民地化ってなんだろう?」程度の関心で申請させていただきましたが、ひととおりブログを拝見しまして、思いがけず、今まで疑いもしなかった自身の親との関係や「呪縛」と向き合うことになり、とっても衝撃を受けています。。
このブログを拝見する前から特に経済学関連のご著書は読んでみようとは思っていたのですが、ひとまず最新の『生きる技法』をアマゾンで購入いたしました。
自分はアホであるというのをみとめて、「小川の流れにのる」のは、なかなか簡単にはできないと思いますが、まずはこの本や『歎異抄』を年末年始に読んでみようと思います!

なお、元々私は「人々をインスパイアさせる(さらには進化させる)存在としてのアーティストや作品」に関心があるのですが、そういった視点から一連の MJ の思想関連のエントリを読むと下記のようなところが興味深く思いました。

(1)MJ 自身はどこまでこういった思想を入れ込んでいること(そして巧妙に隠していること)に自覚的だったのか?
(2)彼自身は最後まで「呪縛」から抜けだしたわけではなかっただけど、なぜこのようなものを残せたのか?
(3)あとは安冨さんは「彼の思想は消費でもいい。むしろ、一流のエンターテイメントにくるんで多くの人に伝えられたからこそすごい」とどこかで書かれていましたが、それでも私のようによく耳にしていたけれどまったくMJの意図?まで辿りつけていない人がほとんどであるわけで、「無意識への思想の浸透」というのはどれだけ期待できるのか?

などなど。
私の読解が足りないだけで、もうこのブログ内で明らかにされていることかもしれませんが、自分への宿題として、またこちらの過去ログを参照させていただきながら、考えてみたいなーと思っています。

御礼のつもりが長くなりましたが、今後も更新を楽しみにしております!
  1. 2011/12/27(火) 23:15:37 |
  2. URL |
  3. Junko #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

2 ■Re:はじめまして

>Junkoさん

真剣に受け止めていただいて、感謝にたえません。

(1)MJ 自身はどこまでこういった思想を入れ込んでいること(そして巧妙に隠していること)に自覚的だったのか?

よくわからないのですが、私はかなりの程度、自覚していたのではないかと思っています。

(2)彼自身は最後まで「呪縛」から抜けだしたわけではなかっただけど、なぜこのようなものを残せたのか?

呪縛から抜けだそうと苦しんでいる人が、凄いものを生み出す、ということかと思います。抜けだしてしまうと、何も生み出す必要がなくなってしまうのかも知れません。

(3)あとは安冨さんは「彼の思想は消費でもいい。むしろ、一流のエンターテイメントにくるんで多くの人に伝えられたからこそすごい」とどこかで書かれていましたが、それでも私のようによく耳にしていたけれどまったくMJの意図?まで辿りつけていない人がほとんどであるわけで、「無意識への思想の浸透」というのはどれだけ期待できるのか?

人間の意識というものは弱いもので、まぁ、人の行動にほとんど影響しないのです。特に、決定的な場面での行動を決めるのは無意識です。このレベルへの浸透は、意識を経由してはダメで、無意識に直接浸透せねばなりません。

もし Junko さんがMJを消費せずにこのブログを読んでも、「ふーん、こんなの考え過ぎだろう」と思ったのではないでしょうか。その意味で、既に MJ の無意識への浸透を受けておられたので、このブログを読んで、「衝撃」として受け止めて下さったのだと思います。
  1. 2011/12/27(火) 23:23:26 |
  2. URL |
  3. 安冨歩 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

3 ■「宇宙に注文」できた!

ハイデマリー・シュベルマーさんの「宇宙に注文を出す」というお話。
これは絶対に嘘でしょう!?と思っていたのですが、私も念じてみた。
「大きくて真っ赤なおいしそうなトマトが欲しい」と。
そしたら、な、なんと!翌日にお歳暮でおいしそうなトマトをたくさんいただいたのです。
本当でしょうか???いやいやトマトがきたのは本当です。
念力恐るべし、です。

そして、ほとんどの方が身に覚えがあると思うのですが、命題9-4「父親のようにはなりたくない」と念じると、父親のようになってしまうというのも本当です。
私は「母親のようにはなりたくない」と思っていたのに、母親のようになってしまいました。
特に「父親(母親)のようにはなりたくない」と思っている方は必読です!!!まだ間に合うかもしれません。

こちらの本は、表紙をめくった途端に涙でした。
これからじっくり読ませていただきます。

「今を生きる親鸞」アマゾンへのレビュー、投稿できなくて申し訳ありません。アマゾンでは購入したことがないために投稿できませんでした・・・。
  1. 2011/12/29(木) 16:13:08 |
  2. URL |
  3. ティロ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

4 ■Re:Re:はじめまして

>安冨歩さん

丁寧なご返答ありがとうございました。
特に「意識レベルでは人の行動は変わらない」という言葉は、新しい視点をいただきました。
逆に意識レベルでは”革命的”なことを言っているようで、無意識にはかえって人を枠にはまらせるようなものも多いですよね。

あと『生きる技法』も読みました。
感想は一言では書けませんが、2回続けてよんで自分を省みて、正直心底ぞっとしたのですが、明日から帰省というタイミングで読めてよかったなと思っています。

そして、この本を読んでから、ブログエントリを再読させていただくと、さらに「うわわ、MJ すげーー!」と思える部分が増えますね。
ためしに、smooth criminal の PV(以前から、このPVは大好きで何回もみているのですが)をみてみましたが、もう「自分から反して生きている大人たち」の心に MJ が潜入しその間違った方向づけを元に戻そうとしているようにしかみえませんでした!
  1. 2011/12/29(木) 19:36:26 |
  2. URL |
  3. Junko #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

5 ■Re:「宇宙に注文」できた!

>ティロさん

やはり、そうですか。宇宙に注文に成功されましたか。凄いですね。どんどん、注文を出して、成功したら報告してください。
  1. 2011/12/29(木) 21:22:57 |
  2. URL |
  3. 安冨歩 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

6 ■無題

宇宙からの注文ですが、「作為」の注文は届かないのではないでしょうか。
こぶ取り爺さんや、舌切り雀、花咲爺さんの
マネ、のようになってしまう。
一方
「無為」の注文、「思わず!あ、こんなものが欲しい」と降りてくるような注文が聞き届けられるような気がしています。
それは、こぶ取りじいさん、花咲じいさん、舌切り雀、おにぎりころりん、などのすべての「最初の」ラッキーをつかむ人たちに共通する「作為のなさ」つまりコナトゥスに依拠したような願い。
きっとこの「トマト」の願いは、「作為なき」願いだったのでしょうね!
  1. 2011/12/29(木) 23:03:29 |
  2. URL |
  3. ✿ฺ㋠ฺ㋓ฺ㋟ฺ✿ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

7 ■Re:無題

>✿ฺ㋠ฺ㋓ฺ㋟ฺ✿さん

まさしく。
  1. 2011/12/29(木) 23:27:47 |
  2. URL |
  3. 安冨歩 #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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