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マイケル・ジャクソンの思想

福島原発:恐怖!!「収束宣言」とは。。。

まさか「収束宣言」をするとは思わなかった。「冷温停止」を勝手に「冷温停止状態」というわけのわからない言葉でごまかして、「冷温停止状態」宣言をするのかと思っていた。それでも十分にすさまじい名の歪みである。

それどころか「収束」という言葉を持ち出すとは、これは本当に異常事態である。「撤退」を「転進」と呼んだのよりも怖いかも知れない。「全滅」を「玉砕」と呼んだレベルに近い。

ここまで名が歪むとは、原発事故がどれほど恐ろしいことであるのか、改めて思い知らされる。事実を知れば、恐怖のあまり頭が狂って、下記のような状態で「収束宣言」を出したくなるほど、大変な事態なのである。政府のこころの弱い政治家どもを責めてもしょうがない事態なのであろう。

しかし、心のしっかりとした人がいない限り、名は歪み続けて、ついには、全社会的な破局に至る。それと止めるには、名を正すしかない。

どうしたらいいのだろうか?


===========東京新聞=========
作業員「政府ウソばかり」

2011年12月17日 朝刊


 「冷温停止状態」を通り越し「事故収束」にまで踏み込んだ首相発言に、福島第一原発の現場で働く作業員たちからは、「言っている意味が理解できない」「ろくに建屋にも入れず、どう核燃料を取り出すかも分からないのに」などと、あきれと憤りの入り交じった声が上がった。
 作業を終え、首相会見をテレビで見た男性作業員は「俺は日本語の意味がわからなくなったのか。言っていることがわからない。毎日見ている原発の状態からみてあり得ない。これから何十年もかかるのに、何を焦って年内にこだわったのか」とあきれ返った。
 汚染水の浄化システムを担当してきた作業員は「本当かよ、と思った。収束のわけがない。今は大量の汚染水を生みだしながら、核燃料を冷やしているから温度が保たれているだけ。安定状態とは程遠い」と話した。
 ベテラン作業員も「どう理解していいのか分からない。収束作業はこれから。今も被ばくと闘いながら作業をしている」。
 原子炉が冷えたとはいえ、そのシステムは応急処置的なもの。このベテランは「また地震が起きたり、冷やせなくなったら終わり。核燃料が取り出せる状況でもない。大量のゴミはどうするのか。状況を軽く見ているとしか思えない」と憤った。
 別の作業員も「政府はウソばっかりだ。誰が核燃料を取り出しに行くのか。被害は甚大なのに、たいしたことないように言って。本当の状況をなぜ言わないのか」と話した。

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  1. 2011/12/17(土) 13:35:37|
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コメント

1 ■無題

私も耳を疑いました。
野田さんの顔を見つめてしまいました。

一体、どうなってしまうのでしょう。
  1. 2011/12/18(日) 19:25:36 |
  2. URL |
  3. ティロ #79D/WHSg
  4. [ 編集 ]

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