マイケル・ジャクソンの思想

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愚かなスペースシャトル計画の終焉〜有人飛行をやめよ〜

スペースシャトルが三十年の愚行の歴史を閉じた。下の毎日新聞の記事のように、ひたすら、コストが高くて意味がなかった。しかも、日本はこの計画にお付き合いして、膨大な金を払っている。その上、いくら払ったのか、公開されていないらしい。さほど重要とも思えない役割を与えられている日本人宇宙飛行士数名を送り出しただけで、こんなに税金を無駄遣いしたことを、どうやって正当化するつもりなのか。JAXAの責任は重い。

ロケットを飛ばす意味はなにか。基本的には、大陸間弾道弾ICBMの技術の発展・維持のためである。スペースシャトルは、軍事的にも大した使い道がなかったようだ。

アメリカが人間を宇宙に送り込みたがったのは、「フロンティア神話」のせいであろう。アメリカは、西へ西へと征服を続け、アメリカ先住民社会と生態系とを破壊し続けて「発展」した。西海岸までそれをやってしまって、行き場がなくなって困ったので、「今度は宇宙だ!」とケネディがぶちあげたのがアポロ計画であった。ついに月面着陸に成功したアームストロング船長は、「これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。」と言ったが、その後、人類は大きな飛躍をすることはなかった。そもそも、人間を空気も水もない宇宙に送り出す、というアホなことをやめるべきだと私は考える。人間は宇宙に向いていない。そんなところに人間を送り出す意味はない。すぐにやめて、地球上の生態系や空気や水の問題を考えよう。

それでも、宇宙の探検に意味はある。それは、地球の歴史を明らかにするためだ。地球の歴史を知ることには、自らを理解する、という崇高な意味がある。それには、別に人間を行かせる必要はどこにもない。機械を送り込んで調べれば充分である。その意味で、はやぶさは意義が大きかった。今後は、このタイプの宇宙探検が主体になるべきだ。少なくとも、日本は、有人飛行のアホらしさを学んで、無人ハイテク飛行に徹するべきだと思う。

追記:よく考えると、「再利用の最大の狙いはコスト削減だったが、コロンビア事故後に安全対策の費用がかさみ、1回当たりの運用費は当初想定した約5000万ドルの20倍近い8億~10億ドルに膨らんだ。」という話は、原発にソックリである。それに、日本がアメリカに鼻面引きずり回されている様子も良く似ている。原発もスペースシャトルも、日本の対米従属関係の象徴と見ることもできよう。

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最終飛行へ 宇宙への足、失う米

 81年の初飛行以来30年にわたり、世界の有人宇宙飛行をけん引してきた米航空宇宙局(NASA)のスペースシャトルが、8日打ち上げ予定のアトランティス(クリス・ファーガソン船長ら4人搭乗)を最後に引退する。一度に7人の飛行士と大型貨物を運べる特徴を生かし、国際宇宙ステーション(ISS)建設の中核を担ったが、高コストに悩まされ続けた。厳しい財政事情から引退後の後継機計画が不透明なまま、米国は宇宙への「足」を失うことになる。

 ◇ロシア頼み 財政赤字で後継機不透明
 【ケネディ宇宙センター(米フロリダ州)野田武、ワシントン古本陽荘】アトランティスが打ち上げを待つケネディ宇宙センターには、シャトルの「有終の美」を見ようと全米から宇宙ファンが集結。NASAによると、推定で数十万人が、センター周辺で打ち上げを見守る。

 予定日の8日は悪天候が予想され、NASAは6日、打ち上げを延期する確率を「70%」と発表したが、米国の宇宙開発の歴史を紹介するセンター内の展示館には観光客が詰めかけた。フロリダ州サンライズから家族4人で訪れたチャック・キャプラードさん(56)は「引退はとても悲しい」と惜しみつつ、宇宙開発の行方について「中国やロシアも力を入れており、今後も米国が主導できるか心配だ」と語った。

 「少なくとも、これから半世紀、宇宙における米国のリードは続く」

 今月1日、NASAのボールデン局長はワシントンでの記者会見でこう強調。シャトル引退後の有人宇宙計画を支える大型宇宙ロケット計画がまもなく発表されることを明らかにした。

 オバマ政権は2030年代半ばまでに火星軌道へ人を送る目標を掲げる。使い捨て型の多目的有人宇宙船は公表されたが、ロケット計画は未公表のままで、懸念の声が広がっていた。オバマ大統領は6日、「必要なのは次の技術革新だ」と、新たな挑戦への意気込みを語った。

 だが、専門家の間では新計画の進展に懐疑的な見方が強い。ジョージ・ワシントン大宇宙政策研究所のログスドン名誉教授は「ホワイトハウスと連邦議会は異なる将来像を描いており、これからどうなるかはかなり不透明だ」と警鐘を鳴らす。

 オバマ政権は昨年、計画推進のため5年間で60億ドル(約4800億円)の追加予算を発表した。だが、議会には宇宙開発推進派と、連邦政府予算の削減を目指す財政再建重視派とが混在。膨らむ財政赤字を背景に、財政再建重視派の発言力が強まっている。

 シャトル引退後、ISSへの人の輸送は当面、ロシアのソユーズ宇宙船頼みとなる。オバマ政権はISSへの有人輸送をボーイングなど民間の数社に委託する方針だが、実現には数年かかる見通しで、「次」は不透明なままだ。

 ◆人と物、大量輸送

 ◇ISS建設/日本人7人搭乗
 翼を持った航空機のようなデザインで宇宙船のイメージを塗り替えたスペースシャトルは、「繰り返し使う」ことを実現させた初の宇宙往還機だ。

 胴体部分は直径4・6メートル、長さ18・3メートルの円筒形の大きな貨物室で、最大約30トンの機材を積める。定員は最大7人と、ロシアのソユーズ宇宙船やアポロ宇宙船(3人)の倍以上。

 05年に搭乗した野口聡一飛行士(46)は「シャトルがなければISS建設は不可能だったし、日本人も宇宙に行けなかったかもしれない。人と物を大量輸送し、備え付けのロボットアームでISSを組み立て、宇宙空間での実験もできる高機能な宇宙船」と話す。

 ISS最大の広さを誇り、各国が利用する日本実験棟「きぼう」は、シャトルで機材を3回に分けて運び、軌道上で組み立てた。幻想的な宇宙の姿を多く撮影したハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げや修理も、大型貨物室とロボットアームを備えたシャトルならではの仕事。日本人との縁も深い。92年の毛利衛さん(現・日本科学未来館長)を皮切りに7人の日本人宇宙飛行士が乗り組み、延べ12回、宇宙へ行った。

 ◆再利用型に弱点

 ◇事故2度14人犠牲/対策費増
 一方で、売り物の「再利用型」は最大の弱点でもあった。翼で滑空しながら着陸する方式を選択したことで機体の形状が複雑になった。86年にチャレンジャー、03年にはコロンビアが事故を起こし計14人が犠牲になった。

 再利用の最大の狙いはコスト削減だったが、コロンビア事故後に安全対策の費用がかさみ、1回当たりの運用費は当初想定した約5000万ドルの20倍近い8億~10億ドルに膨らんだ。「年間50回程度」の飛行計画は、実際には85年の9回がピーク。100回の飛行を想定して製造された5機は事故で2機を失い、残る3機で最多のディスカバリーも39回で引退した。

 79年からシャトルにかかわってきた澤岡昭・大同大学長(宇宙利用戦略論)は「最近は地上設備も老朽化し、打ち上げのたび心配だった」と振り返る。

 さらに「安全性もコスト面でもシャトルは失敗だったと言わざるを得ない。しかし、日本はきぼう建設や日本人搭乗で多大な恩恵を受けた。(ISS参加で負担した)安くない授業料に見合う有人宇宙開発戦略が、日本政府には今後求められる」と指摘する。【西川拓】

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 ■ことば

 ◇スペースシャトル
 アポロの後継機として米国が開発。81年4月のコロンビア以来、チャレンジャー、ディスカバリー、アトランティス、エンデバーの計5機が就航した。繰り返し使える機体に、打ち上げ時は外部燃料タンクと補助ロケット2本がつき、約250万以上の部品からなる。135回目の今回を含め、16カ国の356人を延べ848回宇宙に送り、地球を2万周以上回った。シャトル計画全体の費用は約1137億ドル(約9兆円)。シャトルに乗った日本人飛行士は毛利さん(2回)、野口さん、山崎さんのほか向井千秋さん(2回)、若田光一さん(3回)、土井隆雄さん(2回)、星出彰彦さんの計7人。

 2011年7月
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  1. 2011/07/11(月) 09:06:29|
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