浜岡原発の海水混入は、操作ミスなどではなく、復水器の配管の破損であった。多分、こないだの静岡の地震で壊れたのではないかと思う。
いずれにせよ、原発はこんなに脆いのである。しかもほんのわずかの事故がきっかけで、いつでも暴走する準備ができている。全て廃炉にする以外に、安全の確保など不可能である。
==============
浜岡5号機、炉内流入の海水は約5トンに
静岡県御前崎市の中部電力浜岡原子力発電所5号機で、運転停止作業中に原子炉に流入した海水量が約5トンに上ることが18日、分かった。
タービンを回す水蒸気を水に戻す「復水器」の配管が何らかの理由で破損し、配管内の海水が流入した疑いが強く、経済産業省原子力安全・保安院は配管の傷が予想以上に大きいとみて、中部電に詳しい原因調査を求める方針だ。
復水器内に漏れ出た海水量は400トンに上ることが判明しているが、中部電が原子炉内の冷却水に混入した不純物の量を分析した結果、炉内に流入した海水は5トンに達する可能性が高いことが分かった。同社は異常に気づいた14日夕、復水器から原子炉へ給水するポンプを停止したが、それ以前に原子炉内に海水が浸入してしまったらしい。
復水器内の古くなった配管に傷が生じた例は、過去にも他の原発であるが、浜岡原発5号機は2005年に運転を始めた比較的新しい原発だ。中部電は配管計約2万1000本を対象に破損部を特定する調査を始めたが、破損の詳しい原因はわかっていない。
(2011年5月19日03時04分 読売新聞)
スポンサーサイト
- 2011/05/19(木) 07:55:44|
- ブログ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0