福井県知事が安全性の確保を要請する立場を堅持している。
https://info.pref.fukui.lg.jp/kenmin/otayori/otayori.htmlここから、知事に以下のメールをお送りした。ぜひ、みなさんからも、それぞれのお考えをお伝えして欲しい。
===============
「西川知事は4日、海江田経産相と会談した際も「県が要望する安全基準が示されなければ、再起動は認められない。供給電力は今夏には半減する可能性もある」と主張。特に県内の8基が運転30年を超えた原発の老朽化問題への対応を求めており、国が追加的な対策を示さなければ方針を変えない考えだ。」
という記事を拝見いたしました。福井県に立地する13基の原発と高速増殖炉もんじゅの安全性確保は、福井県のみならず、日本の文化の中心である京都、関西の最大の湖を抱え美しい生態系を誇る滋賀、日本経済の一つの中心地である大阪、日本の工業の中心地である名古屋といった、極めて重要な地域の命運を握っております。もしいずれかの原発が事故を起こせば、これらの地域は壊滅的打撃をうけます。
福島の事故により、福島県は元来の放射線防護基準を適用するなら、ほとんどの地域が放射線管理区域に入ってしまいかねない事態となっております。福島原発は東岸にあり、西風によって排出された放射性物質の大半が海に出ているにもかかわらず、この事態です。若狭湾の原発は、西風によってもろに国土が被曝する位置にあります。もしも同程度の大事故があった場合には、被害の規模は比較することができないほど拡大することは確実です。
西川知事が、国に対して、明確な安全性の確保を要求しておられることを知り、ひじょうに有り難く存じます。なにとぞこの原則を堅持し、県民および関西の国民の安全を確保してくださいますよう、お願い申し上げます。そこから、日本社会のあり方がより望ましいものへと変えることが可能になります。西川知事が、日本の命運を握っていると申し上げて過言ではありません。
何らかのお力になれることがございましたら、どうぞお申し付けください。
===============
電力融通、カギ握るのは福井 原発6基が現在検査中
2011年5月10日17時1分 朝日新聞
浜岡原発の全炉停止を受け、関西は関東や中部地方へ電力を融通する「供給源」として期待されている。特に、商業炉13基を抱える福井県は関西の消費電力の約55%を担っており、その動向が注目される。
しかし、福井の原発のうち6基は現在検査中で、5~7月にはさらに3基が定期検査に入る。国は検査後の原発を順次再起動させてピークを迎える夏場の電力確保をめざしているが、県側は「安全確保の徹底」を求めて慎重な姿勢を崩していない。同県の判断は全国的な電力需給にも影響を与えそうだ。
海江田万里経済産業相は9日、浜岡以外の定期検査中の原発を再起動させることについて「安全上支障がない。国として責任をもつ」と強調。同日の臨時会見前に福井県の西川一誠知事らに電話で協力を要請するなど、各自治体に理解を求めた。
しかし、西川知事は4日、海江田経産相と会談した際も「県が要望する安全基準が示されなければ、再起動は認められない。供給電力は今夏には半減する可能性もある」と主張。特に県内の8基が運転30年を超えた原発の老朽化問題への対応を求めており、国が追加的な対策を示さなければ方針を変えない考えだ。(足立耕作)
スポンサーサイト
- 2011/05/10(火) 23:30:38|
- ブログ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
安富先生の手紙をカット&ペーストして、末尾に自分の言葉を一言添えて、メールしました。
初めから文章考えるの大変な人、この方法だと簡単です。
ひとりでも多くの人が福井県知事に応援メールを送りましょう。
- 2011/05/13(金) 12:26:49 |
- URL |
- まゆまゆ #79D/WHSg
- [ 編集 ]