漸く、安全欺瞞言語が減ってきたのかもしれない。
元々、工程表を出せと言われても、誰も経験したことのない今回の事態に対して、責任をもって見通しをつけるのは無理である。それはやっているフリを助長する。
フランスの技術と言ったって、どうせ最後は生身の人間がするのだから、さしたる違いはない。
本当の話を詰めていこう。それはどんなに耐え難いひどいことであっても、欺瞞言語を積み上げて行ったのでは、また崩壊するだけだ。そんなことをしている余裕はない。
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東電工程表、実施に相当の困難と班目委員長
福島原発
内閣府原子力安全委員会の班目春樹委員長は18日、東京電力が発表した事故収束への工程表について「相当のバリアがある」と述べ、実施には困難が伴うとの認識を示した。
また「工程表の精査はできていないが、スケジュールありきで安全がおろそかになることは避けてほしい」と語った。
班目委員長は「一番難しいのは2号機対策」とし、理由としてタービン建屋地下に高濃度の放射性物質を含む汚染水があることを挙げた。フランスから導入予定の浄化処理技術についても「本当に(高濃度の汚染水に)使えるのか、安全委員会側として承知していない」と効果に未知数の部分が多いことを挙げた。
(2011年4月18日20時19分 読売新聞)
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- 2011/04/18(月) 20:30:00|
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