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自民党の大島理森副総裁
「人の心が分かっていない。発言があったとすればリーダーの資格はない」
公明党の山口代表
「極めて無責任な発言だ。どれほど影響があるかを踏まえて対応してほしい」
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この人たちは、自分が言っていることの意味がわからないのだろうか。リーダーの資格とは、事実を直視して方策を考え、人々の行くべき道を指し示すことではないのか。菅首相がそれを十分に果たしているかどうかは別にして、事実に反することを言うのではリーダーの資格がないだろう。
おそらく、人の心をおもんぱかって事実を隠蔽し、
「すぐに帰れるようにしますから安心してください」
と嘘をついて、あとから知らんぶりするのが、自民党の言うリーダーの資格ということなのだろう。確かに自民党政権は「原発は安全です」と言い続けて原発を大量に作り、事故が起きた今は野党だからと知らんぷりしている。自民党こそ、被災者のところにいって、土下座すべきであるというのに。
また、公明党の主張も同じで、上のように嘘をつけば、「責任感のある発言」ということになる。こんな嘘をつけば、後々、どれほどの影響があるか、よく考えてほしい。
枝野官房長官もあまりにも無責任である。「原発の周辺には長期にわたって住めない土地が出るのは事実である」と言うべきではないのか。その上で、政府は全力を挙げてそのような事態になる範囲を小さくしようとしており、もしも不幸にもそうなった場合に、東電を指導して十分な代替策を用意する、と約束すべきではないのか。
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首相の真意を関係自治体に説明…枝野官房長官
菅首相が東京電力福島第一原子力発電所の避難地域を巡り、「当面住めない」と発言したと報じられたことに関し、枝野官房長官は14日午前の記者会見で「首相はそう言っていないが、避難している皆さんに大きな心配をかけ、大変遺憾だ」と述べた。
その上で「今後の見通しも含め、政府として公式に伝えないといけない」として、避難期間の見通しなどを含め、首相の真意を関係自治体に説明したいとの考えを示した。報じられた内容が首相と会談した松本健一内閣官房参与の記者団への説明がもとになったことについては「誤解を招かないよう徹底しないといけない」と語った。
一方、自民党の大島理森副総裁は党本部で記者団に「人の心が分かっていない。発言があったとすればリーダーの資格はない」と批判。公明党の山口代表も党中央幹事会で「極めて無責任な発言だ。どれほど影響があるかを踏まえて対応してほしい」と訴えた。
(2011年4月14日15時17分 読売新聞)
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- 2011/04/14(木) 16:15:58|
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