どうしてこうも、アジア太平洋戦争とかぶるのであろうか。
=======真珠湾の場合(wikipedia)=============
宣戦布告遅延
アメリカ東部時間午後2時20分(ハワイ時間午前8時50分)野村吉三郎駐アメリカ大使と来栖三郎特命全権大使が、コーデル・ハル国務長官に日米交渉打ち切りの最後通牒を手交した。この文書は、本来なら攻撃開始の30分前にアメリカ政府へ手交する予定であったのだが、駐ワシントンD.C.日本大使館の井口貞夫元事官や奥村勝蔵一等書記官(2人ともその後外務事務次官を務めた)らが翻訳およびタイピングの準備に手間取り、結果的にアメリカ政府に手渡したのが攻撃開始の約1時間後となってしまった。その為に、「真珠湾攻撃は日本軍の騙し打ちである」とのアメリカのプロパガンダに使われることとなった。
なお、1939年9月のドイツとソビエト連邦によるポーランドへの攻撃は、完全に宣戦布告が行なわれなかったにもかかわらず、このように喧伝されることはなかった。
======福島第一原発の場合============
汚染水放出、事前に伝えず 在京大使館への連絡は2分後
2011年4月13日13時41分 朝日新聞
東京電力の福島第一原発で4日に放射能汚染水を海に意図的に放出した問題で、外務省が在京の全大使館にファクスとメールで伝えたのが放出の直後で、事前に伝えていなかったことが13日、明らかになった。
衆院外務委員会で自民党の小野寺五典議員(党外交部会長)が指摘し、松本剛明外相も「ご指摘の通りの事実だ」と認めた。
外務省によると、汚染水の放出を始めたのは4日午後7時3分。同省が在京大使館向けにファクスとメールで伝えたのは、2分後の午後7時5分だった。小野寺氏によると、文面は「今晩遅くに行われる予定」となっていた。
同省は4日午後4時からの各国の大使館向けの定例説明会で放出の方針について説明していたが、参加は約50カ国で、韓国などは欠席していた。小野寺氏は「外務省の通報遅れだ」としている。(鶴岡正寛)
スポンサーサイト
- 2011/04/13(水) 14:49:41|
- ブログ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
来栖三郎をモデルにした小説「錨のない船」(加賀乙彦)に、この部分(翻訳に戸惑っていることと、それを待たずに真珠湾攻撃したこと)の詳細が描かれてます。作者は可能な限り事実に基づきながら、でも、ノンフィクションではなくフィクションにしたそうです。(文庫本あとがきより)
- 2011/04/13(水) 16:11:47 |
- URL |
- まゆまゆ #79D/WHSg
- [ 編集 ]