マイケル・ジャクソンの思想

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福島原発:レベル7の意味

この記事は、正常なものだと思う。私が間違いだと思うのは、

チェルノブイリでは百数十人の職員や消防士が高線量の被ばくによる急性放射線障害を起こし、周辺住民約500万人のうち、事故当時子どもだった6000人以上が後に甲状腺がんになった。国際機関の正式な報告では、これ以外の放射線による健康影響は認められていない。

という部分で、「国際機関の正式な報告」という変な書き方をすべきではない。それに、住民が500万人もいれば、癌や白血病になる人がそもそも何割もいるのであるから、その人が、「放射線による健康影響」で癌になったのかどうか、よくわからなのが問題なのである。

日本でも、年々、がんで死ぬ率が上昇しているが、その最大の理由は寿命が伸びたことである。今後も癌の率が増えるはずであって、それが高齢化によるものか、福島原発のせいか、見分けるのは難しい。しかし、数百人か何千人かが放射線のせいで癌になっても、母集団が大きければ、そのくらいでは「目に見えて増えた」とは思えない。それが放射能の嫌なところである。

いずれにせよチェルノブイリ並、ということで、言語が正常化し始めたのは間違いないと思う。一ヶ月前に、やっておけばこのような事態を避けられたであろうに。

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福島第1原発:最悪評価、世界に衝撃…レベル7

 政府は12日、東京電力福島第1原発1~3号機の事故を、国際的な原子力事故の評価尺度で最悪の「レベル7」と暫定評価した。レベル7は、過去には旧ソ連のチェルノブイリ原発事故(86年)しか例がない。人類史上に残る深刻な事故に肩を並べた「フクシマ」のニュースは世界を駆け巡った。だが、チェルノブイリと福島第1とでは、原子炉の構造や事故の様相に大きな違いが指摘されている。【中西拓司、奥山智己、須田桃子】

 ◇「同列」に戸惑いも
 「福島では急性の大量被ばくは発生していない。原子炉圧力容器は原形をとどめて働いており、放出された放射性物質は10分の1。チェルノブイリとはまったく異なる」

 12日、会見でレベル7への評価引き上げを発表した経済産業省原子力安全・保安院の西山英彦審議官は、チェルノブイリとの違いを強調した。

 チェルノブイリ原発は、日本の原発とは構造が異なる。炉内に燃えやすい黒鉛を使用し、放射性物質を封じ込める原子炉格納容器がない。事故では、出力が急上昇して原子炉や建物が水蒸気爆発によって吹き飛び、黒鉛火災が発生して大量の放射性物質が放出された。

 石川迪夫(みちお)・日本原子力技術協会最高顧問(原子力工学)は「火災と核燃料の崩壊熱で約2800度の高温状態が4、5日続き、ウランやプルトニウムなどあらゆる種類の放射性物質が蒸発して放出された。福島はある程度冷却されているので、揮発性の高いヨウ素などしか出ていない。個人的にはレベル6だと思う」と話す。

 宮崎慶次・大阪大名誉教授(同)は「(急性被ばくによる死者が出た)チェルノブイリと同列に扱われることについては戸惑いもある」としながらも、「チェルノブイリの事故は1基だったのに対し、今回は1~3号機に加え、核燃料プールなども損傷する複合事故だったことがレベル引き上げにつながった」と見る。

 一方、医療放射線防護連絡協議会の菊地透・総務理事は「事故当初、保安院は評価をレベル4から5に引き上げたが、海外の受け止めは当時からレベル7だった。こうした過小評価が対応の遅れにつながった面もある」と指摘する。

 ◇依然、大量放出の恐れ

 今回の暫定評価は大気中の放射性物質の推定放出量に基づいたもので、海洋や土壌への放出量は含んでいない。政府が公表した37万~63万テラベクレルという放射性物質の放出量について、東電は「元々あった燃料の1%程度」と見ている。菊地さんは「1950年代以降に米ソなどが実施した大気圏内核実験による汚染に比べれば、わずかなレベルだ」との見解だ。

 チェルノブイリでは百数十人の職員や消防士が高線量の被ばくによる急性放射線障害を起こし、周辺住民約500万人のうち、事故当時子どもだった6000人以上が後に甲状腺がんになった。国際機関の正式な報告では、これ以外の放射線による健康影響は認められていない。

 佐々木康人・日本アイソトープ協会常務理事は「福島の場合、(原子炉自体が爆発した)チェルノブイリより爆発の規模が小さく、放出された放射性物質の量も少なかったため、環境汚染の範囲は狭く、程度も低い」という。将来のがんの増加の懸念についても、「目に見えて増える事態は考えにくい」と否定的だ。

 佐々木さんは「今後の健康リスクを予測するためにも、住民の被ばく線量を調べることは大事。事故後の住民の行動を記録しておくべきだ」と提案する。

 一方、チェルノブイリ原発事故が約10日でほぼ収束したのに対し、福島第1原発事故は1カ月が経過しても、放射性物質の放出が続き、収束のめどが立っていない。

 東電の試算によると、事故がなければ4月11日時点で1~3号機の炉内と使用済み核燃料プールに残った放射性物質の総量は約8500万テラベクレルと見積もられていた。保安院は「今回の事故で炉内にあった放射性物質の約1%が放出された」とみている。仮に1~3号機の放射性物質がすべて放出されると、チェルノブイリの十数倍に上る。

 石川さんは「これまでの地震や事故で、原子炉が壊れて手薄になっている状態なので、何が起こるか分からない状況になっている。余震で原子炉圧力容器の底が抜けるようなことがあれば、内部の放射性物質が大量に出てくる事態も考えられる」と指摘する。

 各原子炉では高線量の汚染水や、度重なる余震により、原子炉内の冷却作業が思うように進まない。石川さんは「冷却水を循環させ、今より強く核燃料を冷やす必要がある。なるべく放射性物質を固体にし、外に漏れにくくしなければならない」と話している。

 【ことば】テラベクレル

 ベクレルは放射線を出す能力(放射能)の強さを表す単位。テラは「1兆倍」を表す。1テラベクレルとは、1秒間に1兆回の原子核崩壊が起きる際の放射能の強さを示す。標準的なラドン温泉1トンが持つ放射能は約1000万ベクレル。一方、シーベルトは放射線の人体への影響を示すもので、1ベクレルの放射性ヨウ素を経口摂取した場合の人体への影響は、0.022マイクロシーベルトとなる。

毎日新聞 2011年4月12日 22時41分(最終更新 4月13日 0時50分)
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  1. 2011/04/13(水) 10:06:16|
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