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生態系と生命にとって危険なのは放射性物質ばかりではない。人間が創りだす化学物質にも、毒性の強い物が多い。そういう物質を環境中に出すことは、放射性物質と同じ破壊性を持つ。そういうものは、決して使ってはいけないのである。
全ての物質には、何らかの不都合さがある。わかりやすい例が二酸化炭素である。二酸化炭素は生命にとって不可欠な物質である。植物が太陽エネルギーを光合成を通じて炭水化物と酸素とを創りだすことが、生態系にとって何よりも大切なことである。それゆえ二酸化炭素は命の源ということができる。
その二酸化炭素には周知のように温暖化効果がある。私はいわゆる「温暖化狂騒曲」は、非科学的であり、特に、二酸化炭素を出さないからと言って、死の灰を出す原発が「エコロジー」だと喧伝されたことは、最大級の欺瞞だと考えている。
しかしそれでも、温暖化効果がないわけではない。如何に命の源とはいえ、あまりにも二酸化炭素が多くなりすぎれば、なんらかの不都合が生じるのは、仕方のないことである。要するに全てはある適切な範囲に収まっていないと、生き物にとって都合が悪い。
生態系は、自らに都合の良い状態を自ら創りだす機能を持つ。たとえば二酸化炭素濃度が高くなれば何が起きるか。それは、植物にとって光合成を推進する上で有利な条件となるので、光合成が増える。光合成が増えれば、植物が繁茂する。繁茂したら光合成をする葉の面積が増えるので更に光合成が増える。そうやって、二酸化炭素濃度が自動調節されるのである。
そうなっていないとすれば、それは、
(1)人間の出す二酸化炭素が多すぎる、
(2)森林や海洋を破壊して、光合成を妨害している、
ためである。私は、(1)よりも(2)が問題だと考えている。原発など作らなくとも、(2)をなんとかすれば、光合成が勝手に増えて、二酸化炭素を減らすはずなのである。
(つづく)
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- 2011/04/12(火) 22:14:00|
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