私は当初からチェルノブイリ・レベルあるいはそれ以上の事故だと主張してきた。それは別に「卓見」なのではなく、スリーマイル・クラスあるいはそれ以上のものが4つあったのだから、足し算すれば当然の事だったと思う。普通にあの事態を見れば、そう見えるのであり、海外の反応が異常に緊張していたのは、そう感じたからである。チェルノブイリ・クラスあるいはそれ以上に見えない、というのは、原子力安全欺瞞言語体系に浸かっているからである。
このために、意図的かどうか知らないが、深刻な事実が隠蔽されていたのは間違いない。最初から「チェルノブイリ・クラス」の事故だ、と原子力安全委員会が言っていてれば、対応は大きく変わり、ここまでの後手後手にはならなかったはずだ。責任は極めて、極めて重い。
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福島第1原発 政府、レベル7検討…最も深刻
毎日新聞 4月12日(火)1時29分配信
内閣府の原子力安全委員会は11日、福島第1原発事故について、発生当初から数時間、1時間当たり最大1万テラベクレル(ベクレルは放射能の強さ。1テラベクレルは1兆ベクレル)の放射性物質を放出していたとの見解を示した。現在は1時間当たり1テラベクレルほどまで落ちているとみている。
【1~4号機を図解】福島第1原発の現状を見る
数万テラベクレルは原発事故の深刻度を示す国際原子力事象評価尺度(INES)の最も深刻なレベル7にあたる。今回の事故は数時間の放出でレベル7に相当するため、現在レベル5としている政府は、引き上げの検討に入った。過去に発生したレベル7の事故には86年のチェルノブイリ原発事故がある。
INESは、程度の低い方から、レベル0~7の8段階に分類している。スリーマイル島原発事故(79年、米国)はレベル5、茨城県東海村で起きたJCO臨界事故(99年)はレベル4とされている。
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- 2011/04/12(火) 08:56:53|
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放射線量が異常に高くなった15日の午前中、私は自転車で外を走ってた。あとで(このブログで?)この日、東大の(どこかの棟の)先生方の間で、換気扇を閉じて外気を建物に入れないようにという回覧がまわったという話を読んだ。真偽は確かめてない。
- 2011/04/12(火) 09:13:06 |
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- まゆまゆ #79D/WHSg
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