モグラたたきをしても無駄だ。
そんなことをすれば、余計に評判が下がる。
今のような奇々怪々の対応を続けている限り、日本の評判はどんどん悪くなる。
なぜなら我々は、地震津波列島に原発を作ることで、世界に脅威を与えているからだ。
正常なことばによって事態を把握し、乗り越えるための戦略性を持たなければ、危機は乗りきれない。
それができなければ、評判はさらに暴落する。
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キノコ雲・原発5人死亡…海外「過激報道」に外務省抗議
2011年4月7日22時12分 朝日新聞
福島第一原発の事故に関連し、海外メディアによる「過激報道」に外務省が注文をつけている。事実誤認や誇張した報道を見つけ次第抗議し、訂正を申し入れているが、モグラたたきの様相で、根絶は難しそうだ。
高橋千秋外務副大臣は7日の会見で「過激に報道するメディアもあり、一つひとつ丁寧に申し入れをしている」と述べた。
外務省が発見した「過激報道」は後を絶たない。米オハイオ州のタブロイド紙に、キノコ雲が三つ並んだ漫画が掲載されたのは3月15日。「ヒロシマ」「ナガサキ」の隣に「フクシマ」のキノコ雲が描かれ、在デトロイト総領事館が「事故と原爆投下を同一に扱うのは不適切」と抗議した。同紙は謝罪し、ネット上に掲載された漫画も削除されたという。
一方、英タブロイド紙は同日、第一原発の事故への対応中に「作業員5人が死亡した」とする記事を掲載。外務省は「明らかな事実誤認」(関係者)と判断したが、これが各国のメディアに次々に転電される事態に。見かねた外務省は3月28日付で、すべての在外公館に向けて「『5人死亡』の報道が広く流れている。類似の報道に接したら、ただちに訂正を申し入れるように」と指示する内容の訓令を流した。
原発事故以降、日本に絡む報道が世界で急増しており、外務省は「国際社会に悪いイメージが固定化されかねない」と懸念を強めている。(松村愛)
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- 2011/04/08(金) 00:13:28|
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