常識で考えて、地下の水の流れなんか、何通りもあって、ふさぎきれるものではない。
そもそもトレンチは、漏水を防ぐ設計になっていないのだから。
それに、たとえ塞いだとしても、原子炉に水をいれているのだから、あとからあとから高濃度の汚染水が出てくるのだし、いずれ別のところから溢れる。
やるだけ無駄なのだ。
海にカーテンを広げて塞ぐなんて、夢物語だ。
とにかく、タンカー会社を買い取ってでも、タンカーを連れてきて、汚染水を他の原発で処理するようにしないと、何をやっても無駄だ。
貴重な被曝量と時間とを、こんなことで無駄にするとは。
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2号機汚染水の拡散防止に海中にカーテン状の幕
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所2号機の取水口近くにある電源用トンネルの立て坑から、高濃度の放射性物質を含む汚染水が海に流出している問題で、東電は4日午前も汚染水の漏出を止めるための作業を続けた。
汚染水の海への流出は続いており、3日に投入した高分子吸水材などの効果は表れていない。東電は4日午前7時過ぎ、汚染水の流出源を特定するため、上流部に乳白色の着色用粉末を投入、経済産業省原子力安全・保安院は4日、1~4号機の取水口近くに、「シルトフェンス」と呼ばれる水中カーテンを設置する方針を示した。設置には数日かかる見通しという。
汚染水は、電源用トンネルの立て坑近くの岸壁の亀裂から放出されている。東電は3日、この上流部で地表から、トンネル天井部分を壊して穴を開け、水を吸ってふくらむ高分子吸水材、おがくず、新聞紙などを投入、経路をふさぐ措置を取った。
(2011年4月4日11時50分 読売新聞)
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- 2011/04/04(月) 12:44:50|
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