これはもともと核戦争に備えた初動対応部隊なのだろう。アメリカにも2部隊しかないというのに、そのうち1部隊を派遣してきたということは、アメリカは、それだけの危険があると認識していることを意味する。何を意味するかというと、再臨界がありうる、ということである。
既に述べたように、大前研一などが再臨界がおきてもそこで終わり、と言っているが、それは間違っている。再臨界が起きて、サイトの放射線水準が作業員の滞在を阻むようになると、その原子炉はそれで幸運にも終わっても、他の原子炉に近づけなくなったら、そいつらがどうなるかわからないのである。
そういうときに、原子炉に接近してなんとかする部隊という意味なのだろう。しかし、結局は生身の人間であるから、いくら専門的訓練を受けているとはいえ、一般人とそんなに差があるとは思えないのだが。
いずれにせよ、そういう連鎖的悪化プロセスを停止させるための非常手段の整備の第一歩であるとはいえよう。こんな大切な事が、アメリカだのみなのは、許しがたいが。原子力を推進してきた「専門家」の人々は、なぜ義勇軍を自ら買ってでないのだろうか?
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「不測の事態」にも対応、米の放射能専門部隊
福島原発
東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、米政府が日本に派遣した「米海兵隊放射能等対処専門部隊」(CBIRF、シーバーフ)の初動対応部隊第1陣が2日午前、来日した。
放射能被害管理に精通した同部隊は、自衛隊による住民の除染や医療活動を情報提供などの形で支援すると同時に、大規模な放射能漏れなど原発の「不測の事態」に備える。
第1陣の10人余りは、米メリーランド州から米軍輸送機で東京・米空軍横田基地に到着した。第2陣は3日、第3陣は4日に来日する見込みで、派遣規模は総勢155人に上る予定だ。
来日しているのは、命令から24~48時間以内に展開して緊急事態に対処する、CBIRFの二つの初動対応部隊の一つだ。極めて危険なレベルの放射能の「検知識別」、汚染地域からの被災者の「捜索搬出」、被曝者らの「除染」など6班を持つ。横田基地の「統合支援部隊(JSF)」の指揮下で関東地方の在日米軍基地を拠点に活動する。
(2011年4月2日18時04分 読売新聞)
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- 2011/04/02(土) 19:07:02|
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