さきほどの産経新聞に出ていた医者どもの発言だが、どれも凄い。発狂しそうになってきた。
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▼4分の1程度
会場の参加者「被災者から『乳児に母乳を飲ませているが、放射性物質が母乳に蓄積されないか』と相談を受ける。『母乳が不安ならミルクに変えなさい』という報道もある」
菊地透氏「母乳を与えるべきでないというニュアンスなら、それはウソ。母乳はすばらしいもの。お母さんが放射性物質を取り込んだとしても、お母さんの体がフィルターになっているので、母乳の放射性物質のレベルは下がる。それに、そもそもお母さんの体に取り込まれる放射性物質自体も少ない」
大野和子氏「(放射性物質の母体からの)母乳への移行率は、4分の1程度といわれる」
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赤ちゃんの放射線への反応が、母親よりも数十倍高いことを考えると、4分の1も母乳に移行するなら、母親よりも遥かに高いダメージを受けることになる。なぜそれで安心できるというのか?
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参加者「福島県の牛から放射性物質の基準を超えた生乳が出たということだが、福島県に住むお母さんも同じ空気を吸っている」
清哲朗氏「放射性ヨウ素は分子量が大きく、重いので地面に落ちるのではないかと思う。空気中にいつまでも漂っているという考え方には賛同しかねる」
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放射性ヨウ素の浮遊⇒雨で地面に落ちる⇒服や靴などにつく⇒家に入る⇒口に入る
放射性ヨウ素の浮遊⇒雨で地面に落ちる⇒乾燥して地面の近くに舞い上がって吸い込む
という風になっていて、いつまでも空気中に<漂っていない>から怖いのだと私は理解している。
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▼洗濯物も平気
参加者「私は助産師で、普段から育児製品を煮沸して消毒するよう勧めている。煮沸は安全か」
菊地氏「放射性物質は煮て濃縮されるということはない。水中にあるものだから、熱すると気化するだけ。今までやっている通りやってもらえばいい」
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煮沸したって放射性物質は変化しないから怖いのでは?
煮沸したら、放射性物質は洗うよりもよく落ちるから、安全性が高まる、という風に返事しないといけない。しかし気化して部屋の中の空気中に出てくると、それはそれでかなり怖い。
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大野氏「放射性物質は水に溶けているわけではなく、混交しているだけ。濃縮されていくということはない」
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生物はたとえば骨や甲状腺に放射性のヨウ素やセシウムを集めてしまう。これは「濃縮」では?
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参加者「行政機関や研究機関などで、発表される(放射性物質などの)数値が異なったり、後から修正されたりする。何とかならないか」
菊地氏「そのために今回のような講演会をしている。専門家集団が共通の認識を持って動くようにすべきだ」
清氏「そして、私たち専門家団体がそれを周知していくことが重要だ」
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専門家だけが同じ見解で情報をコントロールする、できる、すべきだ、という考えは、非常に傲慢な態度だ。
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▼汚染といえるか
司会・中村仁信氏「原発の近くまで行って正確な報道をしたいというマスコミや、もっと近くまで行って被災者を助けたいというボランティアもいる。私は被曝の基準値1ミリシーベルトは低すぎるのではないかと考えている」
丹羽太貫氏「『汚染』という言い方も気になる。コンタミネーション(汚染、汚染物質)というと捨てるものというイメージで、われわれはすぐにレッテルを貼ってしまう。同じように、このレベル(の放射性物質の濃度)で、福島県の人を『被曝者』というとおかしくなる。それをいうなら、『日本国民が被曝者』『世界中が被曝者』といわなければならない。『汚染』『被曝者』という言葉は軽々しく使ってもらいたくない」
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まさにそうだ。世界中が「汚染」されており、全人類が「被曝者」だから問題なのだ。だから、「汚染」「被曝」といわねばならない。
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参加者「しかし、自然界には存在しない(人工的な)放射性物質が出ているのだから、『汚染』と言わざるを得ないのではないか」
丹羽氏「『汚染』という言葉は強すぎる」
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出た!!!
得意の言い換え!!!
汚染を何と言い換えるつもりなのか?
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- 2011/03/30(水) 09:47:55|
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