福島みずほがツイッターで半日前に以下の様に指摘している。
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米空軍無人偵察機グローバルホークが撮影した福島原発の上空の映像が公開されない。米軍は同意したが政府は公開をしていない。この情報は世界の原子力専門家が事故終息のための対策を考えるうえでじゅうようなものだ。世界中の知恵を借りるべきときに非公開にする理由はない。官邸は公開を決断すべき。
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そしたら、以下のような記事が出た。4号機のプールが割れているので、水を入れても無駄だ、とアメリカは言っている。プールから出た水素であれだけ爆発したのだから、それが自然な考えだ。アメリカがえらく自信満々なのも気になる。偵察機や軍事用人工衛星で上から覗いた結果ではないだろうか。
だとすると、これは大変である。4号機のプールをおさめないと、屋外でいきなり臨界という、考えたくもない最悪の事態が起きる可能性がある。
公明党の提案で、生コンの機械を持ってきて注水しようとしているそうだが、水ではなく、生コンを注入しないといけないのかもしれない。そんなことして大丈夫なのかどうか知らないが。。。。
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4号機の貯蔵プールめぐり日米で食い違う見解
2011/03/19 22:54
福島第1原子力発電所4号機の使用済み核燃料貯蔵プール(約1400立方メートル)をめぐり、日米で見解の違いが鮮明化している。日本側は19日、自衛隊による放水準備を進めたのに対し、米専門家らはプールに亀裂が入り冷却水が漏れ、「打つ手のない」(米物理学者)状況に追い込まれる可能性を指摘している。
使用済み核燃料への対応急務 水位下が…
原子炉を冷却できないとどうなる?
4号機では15日早朝に爆発音が確認された。5階にあるプール付近で爆発が起きたとみられ、建屋が大きく破損した。計測機器が電源喪失で使えないうえ、建屋内は放射線量が高く、東京電力はプールの水位や温度を確認できない状況となっている。このことが日米間の食い違いを生む要因となっている。
米紙ロサンゼルス・タイムズ(電子版)は18日、米原子力規制委員会の複数の専門家の見解として、プールの壁に亀裂か穴が開いていると報じた。地震が起きた後の事態の推移のほか、事故発生時に同原発にいた米国人から得た情報をもとに判断したという。
原子力企業幹部も同日、米紙ニューヨーク・タイムズにプールが壊れており、水の補充が極めて困難になっていると語った。
4号機の危険性を最初に指摘したのは規制委のヤズコ委員長。16日の下院エネルギー委員会で「水はもう完全になくなり乾いている」と証言した。日本側は否定したが、同氏はすぐに「情報は信じるに値する」と反論した。
これに対し北沢俊美防衛相は19日の記者会見で「米側の見解は聞いている」としながらも、4号機の表面温度が100度以下であるとして、残っている水により冷却の効果があらわれているとの認識を示した。
経済産業省原子力安全・保安院の担当者も19日、産経新聞に対し、プールの水位について「16日に目視した時点よりも下がっていると考えられるが、水がなくなっているという情報はない」と強調した。
16日に陸上自衛隊のヘリが原発上空で計測した放射線量は250ミリシーベルトと高い数値だったが、専門家は「燃料棒が露出していればもっと高い数値になるはずだ」と指摘する。
東電と保安院も4号機より、プールの水が蒸発して白煙が上がり続けていた3号機の方が緊急性が高いとして、3号機への放水を優先した。
北沢氏は「(3号機で)一定の効果をあげたら4号機に移る」と語った。
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- 2011/03/19(土) 23:55:42|
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