===========================
毎日新聞 2011年3月17日 11時42分(最終更新 3月17日 13時10分)より抜粋
福島第1原発の使用済み核燃料プールの大きさは、縦横約10メートル、深さ約12メートルで、燃料棒(長さ約4メートル)を十分に冷やすため、通常1100~1200トンの水で満たされている。一方、自衛隊のヘリから放水された水は4回で最大計30トンで、すべてがプールに入ったわけではない。小林圭二・元京都大原子炉実験所講師(原子炉物理)は「プールの水量が減っている今、注水は必要な行為だ。だが、
今回の放水は『焼け石に水』程度の効果しかないだろう。期待したいのは、外部電源の回復によって、プールへの給水ポンプが復旧すること。電源回復までのつなぎとしても十分とは言えず、『やむを得ず試しにやってみた』というレベルではないか」と話す。
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110317k0000e040050000c.html
===========================
===========================
「うまく行ってほしい。祈るような気持ちだ」――。陸上自衛隊ヘリが福島第一原発3号機などに向けて、17日午前に実施した4回の空中放水。テレビで見つめた陸自幹部の一人はうなるように言った。上空は毎時87.7ミリシーベルトという高濃度の放射線量の中での投下作業。最終的には、機長の判断で決行された。
http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170276.html
===========================
私も祈るような気持ちであったが、映像を見て悲しくなった。どう見ても、あれではほとんど効果がないだろう。量が少なすぎる。これだけの危険を彼らに背負わせて、こんなことしかできないとは、ほとんど竹槍状態である。
スポンサーサイト
- 2011/03/17(木) 15:29:49|
- ブログ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0