今回の事故は極めて厳しい状態にあり、東電職員が全員退避するのは時間の問題のような気がする。
放射性物質は、殆どの場合、一般市民が高レベル放射線を浴びることにはならい。問題は、膨大な数の人々が、低レベル放射線被曝を受けることである。原子爆弾でも、ピカっという奴は、極めて高レベルであったが、一瞬なので、累積被爆量は低レベルであった。
問題はむしろ、「黒い雨」の方で、放射性物質を体に浴び、特に、体に取り込んでしまうことが問題なのである。放射性物質を、身体の構成部分にしてしまうと、非常に長期にわたって、至近距離で細胞が被曝するので、必然的に、癌などの病気になる。
昨日は、首都圏でも通常の数倍という放射線が観測されていた。ということは、放射性物質が空中を浮遊していた、ということである。それを吸い込んだり、食べたりすると、かなりの被曝となる。しかし半日程度で排泄されれば、被害はそれまでである。しかし、それが体の構成部分として吸収されてしまったら、ひどいことになる。
それゆえ、被爆して危険かどうかは、内部被曝が起きるかどうかが決定的に重要である。つまり、
(1)体に取り込む量
(2)取り込んだもののうち、体の構成部分になる量
で被害の大小が決まる。特に、(2)が重要である。
ではどういう人が、(2)の危険が高いかというと、体をせっせとつくっている人である。また、発病するのに、数年とか二十年とか掛かるわけであるから、余命が長いほうが、被害が大きい。
以上のことから、簡単に避難すべき人のランキングが出る。
(1)胎児
(2)赤ちゃん
(3)幼児
(4)児童
(5)若者
(6)これから子供を持つつもりの人
(7)子供をこれから持つつもりのない人
(8)もう子供なんか出来ない人
(9)老人
(10)後期高齢者
(11)平均余命を超えた人
という具合である。私の個人的な考えとしては、(9)以上の人は、まぁ、原発のことを気にして、気分が暗くなる方が、体に悪いのではないだろうか。これに対して、(1)~(3)の人々は、できるだけリスクを回避すべきである。
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- 2011/03/16(水) 08:11:44|
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南相馬市の桜井市長が電話でメッセージを伝えられました。
国からも県からも情報が入ってこないこと。
テレビでしか原発の事がわからないこと。
電気はきたが、灯油が切れ、暖房がないこと。
パニックをこらえ、我慢してもらっていること。
避難したい人が大勢いること。
県外の方に受入先を確保して欲しいこと。
30km圏外でタンクローリーが入って来れず、石油もそこまで取りに来てくれと言われたこと。
物資が全く入って来ないこと。
なにより、現状を国が身に来て欲しいという事を哀願して必死でうったえておられました!!
- 2011/03/16(水) 09:08:10 |
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- kyuubajinn #79D/WHSg
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