知らなかったのだが、使用済燃料プールというのは、原子炉の建家の四階部分にあるとのことである。ということは、水素爆発で建家が吹っ飛んだ1号機や3号機はどうなっているんだ、と思ったら、イカのような情報が出ていた。あれだけの爆発があっても、幸いにもプールは残っていたらしい。しかし、屋根が吹き飛んで、むき出しになっている。
======================
3号機核燃料プール 覆いなし
3月15日 9時12分 NHKニュース
東京電力の記者会見で、15日午前7時5分ごろ、福島第一原子力発電所3号機の原子炉が入っている建物の上部に、蒸気のようなものが漂っていることを明らかにしました。また、福島第一原子力発電所の3号機で、格納容器の中にある使用済みの核燃料を保管するプールが、14日午前に発生した水素爆発によって、格納容器の上にある原子炉建屋の屋根が吹き飛んだことから、プールの上を覆うものがなくなっている状態であることも明らかにしました。
このプールは、原子炉で燃焼させて使い終わった使用済み核燃料を移動させて冷やすために設けられた設備です。通常の状態では、プールの水を循環させて核燃料を冷やしていますが、福島第一原発では停電が起きていることなどから、冷やす機能が失われている可能性も大きいということです。東京電力は記者会見の中で、3号機の原子炉が入っている建物の上部に蒸気のようなものが漂っていることとの関連について、「現時点では明確な答えはできない」としています。
======================
4号機の使用済燃料については、以下の情報があった。
======================
福島第1原発4号機、燃料プールの水温上昇
2011.3.15 13:30 産経ニュース
東京電力は15日、福島第1原子力発電所4号機の使用済み燃料プールの水温が、通常の摂氏40度から84度に上昇したことを確認したと発表した。4号機は定期検査中で783体の燃料をプールに入れていたが、水を循環させる装置が被災で動かなくなったため。
水温がさらに上がると蒸発し、燃料が露出する可能性がある。そうなった場合、東電は「燃料が損傷する可能性は否定できない」としている。
4号機は昨年11月に定期検査入り。12月上旬に炉内の燃料をプールに移した。このため他の原子炉内にある燃料と比べると熱は下がっているものの、できるだけ早く冷却する必要があるという。
一方、4号機の原子炉建屋の4階部分での出火は、鎮火したとしている。
======================
これらは、普通なら信じられないような重大事態であるが、1~3号機の原子炉がメルトダウンするという危機に瀕している現在では、小さく見える。
スポンサーサイト
- 2011/03/15(火) 16:05:08|
- ブログ
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
関東圏内は実は危険なのではないでしょうか?
でも、一都六県の住民すべて避難してください!
なんて到底言えないから情報操作してるのでは??と思ってしまいます。
現に被災されている方を残して自分だけ安全なところへ逃亡する気持ちにもなれませんが・・・
- 2011/03/15(火) 20:42:48 |
- URL |
- まーち #79D/WHSg
- [ 編集 ]