14日午前の福島第一原発の3号機の水素爆発で、中性子線が出た。
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福島第一原発正門で中性子線検出、3号機からか
東電は15日未明、14日午後9時ごろ、福島第一原発の正門で中性子線を検出したと発表した。
放射線量は不明だが、14日午前に水素爆発を起こした同原発3号機の燃料から出た可能性があるとしている。
(2011年3月15日03時30分 読売新聞)
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中性子線が出るということになると、「臨界」を意味するので、「オワリ」かと思って倒れそうになったが、これはプルトニウムが環境中に放出されたためらしい。プルトニウムは、極めて毒性が高い危険な物質であるから、とんでもない事態であることに変わりはない。
http://www.nsc.go.jp/hakusyo/hakusyo13/111.htm『原発安全白書』というタイトルからして欺瞞的な文書にその解説が出ている。
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都内でも通常より高い放射線量…健康影響なし
東京都は15日、都内で検出される放射線量が通常の約20倍に増え、一時0・809マイクロ・シーベルトに達したと発表した。健康に影響はないという。
都によると、新宿区内にある都健康安全研究センターでの観測結果は、14日まで0・035マイクロ・シーベルト前後で推移していたが、15日は午前10時台に最大0・809マイクロ・シーベルトを記録した。ただ11時台は0・151マイクロ・シーベルトに下がった。過去4年間の最大数値は0・079マイクロ・シーベルトだった。
(2011年3月15日13時05分 読売新聞)
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都内にも影響が出ている。既に述べたように、「健康影響のない放射線水準」というものはない。「健康影響があるかどうかなかなかわからないので、原発のせいであるのがバレない放射線水準」の意味である。
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- 2011/03/15(火) 13:14:44|
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