今日の午後は、コミュニケーションが正常化に傾向を見せていた。たとえば、フジテレビで京大の山名元教授という人が話していたが、きちんと理解できる話であった。ほかにも、福島の東電の人の説明も、意味がわかるようになってきた。これは、非常に重要なことだと私は感じる。
3号機はあれほどの大爆発を経ても、になんとか燃料を閉じ込めている。パイプや機器は大幅に損傷したと思われるがもっているのは、神の助けとしか思えない。しかし、その後、3号機と1号機との情報が、急激に出なくなっているのが、気になる。
2号機はあれから、恐ろしいことになった。こんな少人数でやっているということに驚きを隠せない。なぜもう少し、人員を増やせないのだろうか?一人でいくつもポンプを見て回るというのは、普通は信じられない。そのために、炉心むき出し状態が半日も続いてしまった。これでメルトダウンが起きる確率が大幅に上昇した。
ここから、なんとか持ち直して欲しいと願う。
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福島第一2号機、燃料棒が露出…漏出の恐れ
燃料棒露出についての記者会見の冒頭で、頭を下げる東京電力の武藤副社長(左から2人目)ら=吉川綾美撮影
東京電力は14日午後7時45分ころ、福島第一原子力発電所2号機で、原子炉内の冷却水が、ほぼ完全に失われ、燃料棒がすべて露出して冷却できない状態になり、地元福島県に緊急事態として通報したと発表した。
水位は回復しつつあるが、空だき状態が続くと燃料棒が溶けだす炉心溶融の懸念がある。隣接する3号機では、この日午前11時過ぎ水素爆発が起こり、建屋の上部が吹き飛んだ。東電社員、陸上自衛隊員ら11人が負傷し、6人が被曝ひばく、1人が入院した。
東電の発表によると、2号機は、これまで安定していた炉内の圧力が急激に上昇し、同日午後1時38分、冷却水を循環させるポンプが止まった。作業員が、1、3号機用のポンプを見回った後で、2号機のポンプの燃料がなくなり、停止しているのに気づいた。その後、水位が下がり始め、午後5時17分には燃料棒の露出が始まった。
東電では海水の注入作業を開始したが、水位の低下は止まらず、午後6時22分、燃料全体が完全に露出したという。午後9時20分ごろ、原子炉の弁を開き、水蒸気を格納容器内に逃がすなど対応した結果、午後9時42分には水位が上昇したが、依然、燃料棒が2メートルも露出する危機が続いている。
冷却水が消失し、燃料棒の露出が続くと、高温の燃料が冷やされず、炉内の温度が2000度超まで上昇、燃料が溶けだす恐れがある。建屋が吹き飛んだ1、3号機の水素爆発より深刻な事態で、炉心溶融によって大量の放射性物質が大気中に漏れる可能性もある。冷却材喪失(LOCA)によって炉心溶融を起こした事故は、1979年の米スリーマイル島原発事故などがある。
経済産業省原子力安全・保安院の幹部は同日夜、「核燃料の損傷はない」と語った。
一方、3号機の爆発後、原子炉と格納容器は機能しているが、1号機同様に、炉心溶融の初期段階である燃料損傷が広がっている可能性は高い。
保安院は、半径20キロ圏内にとどまっていた約600人に緊急措置として屋内待機を指示した。同日午後、圏外への避難が始まった。被曝者の有無は不明。
(2011年3月14日23時08分 読売新聞)
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- 2011/03/14(月) 23:27:46|
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