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マイケル・ジャクソンの思想

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ビ・ハイア 大山莉加氏の自死に関連する記者会見の記事について

 ここでこの報道に関する私の考えを書いておきたい。要点は以下である。

===============
・報道は、原告が流した話を一方的にまとめたものに過ぎないので、このまま事実とみなすのは、不適切である。

・特に、大山氏を直接知っており、彼女が生前に残した親子関係に関する記事や証言を見た私には、これが「社長から意図的に表現させられたものだ」という父親の主張は、信じがたい。

・この事件と、ビ・ハイアのあり方とは、無関係ではないが、原告の主張のような直接的で単純なものではない、と私は考えている。

・大山氏の死の真の原因の総合的解明は、以前から私が清水氏に提案し、事態が落ち着いたらそれに着手しようと相談していた。思いもかけず、今回の裁判で、それが強制的に実現されることになった。
===============

一連の報道で私が一番衝撃を受けたのは、以下の記述である。

「父親は、娘がネット上で両親への批判を繰り広げていても、それは「全くもって事実無根の事柄であり、閲覧者を増やすために社長から意図的に表現させられたものだと気付き始めていた」と綴る。そして、「いつかは気付いて元の優しい娘になって、必ず戻ってきてくれるに違いないと信じ続けた」という。

大山氏を直接知る私は、彼女の残した、

毒親との決別 日本一醜い親への手紙を自分で自分の親に書いた
http://readman.jp/bookreview/7959/

に代表される、膨大な記事や真摯な証言を、こんな風に片付けるのは、受け入れられない。この裁判に関心を持つ人は、ぜひとも、この記事や証言を見て、これが父親の言う通りなのか、それとも彼女の本心なのか、真剣に考えてほしいと思う。

 ハフポストの記事では、「午後3時半ごろ、両親にメールで遺書を送ったあと、自死した。」となっており、その内容には触れていないが、ビ・ハイアのHPに出たコメントには、

大山氏がご逝去される直前、御本人が書いた文面が清水はじめ親御様に届きました。そこには、同氏の決断が個人的な原因および理由によるものであり、弊社の業務とは無関係であることが明記されていました。それがご故人の遺された尊いものであること、また、その内容がご故人のプライベートな内容に深くかかわることである事実を踏まえ、清水および弊社はその存在を明らかにすることを控えて参りました。

と書かれている。

この大山氏の最後の通信は、大山氏の個人メールで発信されて清水氏にも届いており、この「個人的な原因および理由」は、大山氏がブログで書いている内容と整合している。裁判になれば、全文が開示されるであろう。このメールが「社長から意図的に表現させられたもの」でないことは、争う余地はなかろう。

 私は、ここ一年弱くらい、同社の社長の清水有高氏と交流している。氏は読書家で知られ、私の研究を無償で広く伝える活動をしてくださっており、さまざまな問題について私と議論し、それを氏の「一月万冊」というYouTubeのチャンネルで公開している。また、一緒に東京大学で会合を開いて、その費用や研究資金の寄付を受けてもいる。

 ところが、交流をはじめてしばらくして、大山莉加氏が自殺するという大事件が起きた。彼女はその前に、下にまとめたように、自分の親子関係について多数の記事を発表し、動画での証言を行ってもいた。これは、私の研究に大きな関連のあることで、私は大きな関心をもって彼女の証言を聞いたし、直接、大山氏から話も聞いて、衝撃を受けていた。原告が、それが事実無根で、社長に言わされたものだとしているが、私には信じがたい。それは、この問題に関心をもたれる方々に直接ご判断いただきたいと思う。

 私は、ビ・ハイアの労務関係についてはまったく知らなかったが、その前から、同社をめぐる人間関係には何らかの問題があると感じており、そのことを清水氏とも議論していた。そして、清水氏自身、自分の問題について目を向けていて、その解決の方向を探し求めていた、と考えている。

 その矢先に、大山さんが自殺した。 その過程で何が起きたのか、私にはわからない。私は清水氏と新しい形の出版ビジネスを生み出す計画をしていたこともあり、直後にその事情を個人的に伺った。それでこのままでは事態が更に悪化する可能性もあると考えて、いくつかの提案をした。そのうち一つがホースセラピーの導入であった。

 それで3月2日に、清水氏は、社員全員に仕事をキャンセルさせて、埼玉の牧場に来て、ホースセラピーを受けたのである。ツイッターにも書いたが、その時の費用は清水氏が支払っていた。それ以前でも、食事会やいろいろなイベントの費用を清水氏が支払っているのを見ていたし、大山・大下・桜井の各氏も、そこで一緒に食事していた。そういった様子は、清水氏の趣味がカメラなので、たくさん撮影されていて、ネットにもアップされている。

 それゆえ、ハフポストの、

「自由に食事もできなくなった従業員3人に与えられたのが、「乾燥大豆」だった。2017年12月からは乾燥大豆を1日1食(200グラム)という生活を強いられ、当初はレトルトのカレーをかけていたが、2018年2月中旬からは大豆だけになった。」

という記述もまた、俄には信じられないのである。もちろん、これらの食事を費用を別に請求していた可能性は排除しえないが、これも裁判で明らかになるであろう。

 そのしばらくあとに、今回、ビ・ハイアに民事訴訟を起こした大下周平氏、桜井悠太氏が突然、失踪した。その失踪のときも、清水氏はショックを受けており、あの二人も自殺したのではないかと非常に心配しており、あとでメールで「やめる」と連絡があって、ホッとした様子であったのを見ているので、今回のような事態になるとは思っていもいなかった。
 大下氏と清水氏とは、大学の同級生で二十年来のつきあいだと聞いていたし、ネットで二人が話している様子を見ても、たとえば、清水氏がつけた葉巻を大下氏が当然のように受け取っているので、事実そうだと理解していた。

 「現代の奴隷制」と弁護士が表現しているが、その表現は、私の見聞した両者の関係とまったくそぐわないので、私には、それもまた、俄には信じられないのである。一方、ビ・ハイア側の主張によれば、「今回の提訴の原告である元業務委託者の二人は、契約中に犯した不正が明らかになり、民事提訴を準備しています。一人については、刑事事件として被害届を警視庁に出しています。」とのことであって、これも、やがて司直の手で事態が明らかになろう。

 以上から私には「報道を鵜呑みにはできない」のである。

もちろん、それはビ・ハイアに問題がなかったことを意味するものではない。それどころか、構造的要因があったからこそ、こういった深刻な事態が起きているのである。しかし、その深刻さの形態は、原告が主張するようなものとは、私には思えない。もっと深い人間の内面のビ・ハイア内外を含めた相互作用によって引き起こされた、長期に渡る複雑な過程なのだと理解している。

 私は事件直後から清水氏に対して、大山氏の自殺がなぜ起きたのか、その徹底した解明は大きな意義があるので、何らのタブーなく、行うべきだと主張しており、清水氏もそれに賛同していた。しかし、事件の鍵を握る自殺現場の第一発見者の二人との連絡が取れず、遺族とも連絡できなかったので、頓挫していた。事態が沈静化し、何年も経ってからでないとそれは実現できないと思っていたのだが、はからずも今回の裁判によって、それが強制的に進展することになった。

 私はこの一連の事態を間近で見ていたので、今回の展開に、本当に胸がつぶれる思いであるが、同時に、事実が明らかになることに、大きな期待を抱いている。


===========大山氏の記事=======

毒親との決別 日本一醜い親への手紙を自分で自分の親に書いた
http://readman.jp/bookreview/7959/

毒親 ヒステリックな母親と無言の父との決別『母がしんどい』田房永子著
http://readman.jp/bookreview/7298/

騙されてしまう私 毒親とダメ男の意外な関係
http://readman.jp/bookreview/7595/

虐待 毒親 共感できる経験談『親という名の暴力』小石川真実著
http://readman.jp/bookreview/7004/

生まなきゃ良かったと言われた娘が書く読書レビュー『母が重い!〜しんどい「母と娘の関係」を楽にするヒント〜』下園壮太著
http://readman.jp/bookreview/6925/

親からの虐待に気づいていなかった娘が書く『「毒親」の子どもたちへ』斎藤学著 を読んで
http://readman.jp/bookreview/6950/

毒親問題を配信して良かった事と悪かった事 レイプ未遂等の過去のキズが解決できてなくても未来に向けて配信する意義
http://readman.jp/bookreview/7938/

『子別れレッスン「おっぱい男」と「わがまま妻」』斎藤学、久田恵著 を読んで
http://readman.jp/bookreview/6964/

母娘 虐待 母を許せないまま大人になってしまった娘へ『母を許せない娘、娘を愛せない母』
http://readman.jp/bookreview/6984/

毒親 職場の人間関係にも親子関係が関係している!?『母と娘の「しんどい関係」を見直す本』石原加受子著
http://readman.jp/bookreview/7163/

人間関係に悩む人へ 母が子どもの脳を作り替える『母という病』岡田尊司著
http://readman.jp/bookreview/7038/

毒親に支配されている人へ 自分の人生を生きよう『毒親からの完全開放』影宮竜也著
http://readman.jp/bookreview/7067/

毒親 過保護、過干渉 関わり方を間違える親子『母親はどうやって子離れするか』佐藤亜貴子著
http://readman.jp/bookreview/7107/

毒親 脱出!娘に自信が無いのは親のせい『毒親の棄て方〜娘のための自信回復マニュアル』スーザン・フォワード
http://readman.jp/bookreview/7395/

毒親に育てられた長女が語る!『長女はなぜ「母の呪文」を消せないのか』大美賀直子 著
http://readman.jp/bookreview/7447/

毒親 母が娘の人生を縛る『愛すべき娘たち』よしながふみ著
http://readman.jp/bookreview/7517/

毒親 家にいない父が結婚できない娘を作る『回避性愛着障害〜絆が希薄な人たち〜』岡田尊司著
http://readman.jp/bookreview/7541/

====ハフポスト=====
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/17/gendai-no-dorei_a_23563845/

=====朝日新聞======

「生きてるだけで迷惑」女性自殺、社長をパワハラで提訴
2018年10月17日22時08分

ゲーム業界の求人広告会社などと業務委託契約を結んで働いていた女性(当時30)が自殺したのは、同社社長のパワーハラスメント(パワハラ)が原因だなどとして、女性の遺族や元同僚の男性2人が同社と社長に計約8800万円の損害賠償や未払い賃金の支払いを求める訴訟を17日、東京地裁に起こした。
* 「業務委託型」の働き方も焦点 パワハラ自殺訴訟
 求人広告会社は「ビ・ハイア」(東京)。訴状によると、女性と元同僚の計3人は2006~14年に入社し、同社や関連会社との業務委託契約を結んだ。しかし、社長の指揮命令を受け、実質的には雇用関係のある従業員として働き続けていたという。
 社長は、3人にブランド品のカバンや靴などを買い与え、その費用を会社から社長への貸付金という形で計上した。その自分への債務について、16年ごろから3人のうち2人を保証人にして返済を求めるようになった。
 さらに社長は、原告の1人が賃金の情報を知人に伝えたことを「守秘義務違反だ」などと主張し、数千万円の損害賠償も求めるようになった。社長はやがて賃金の天引きなどを始め、3人にはほとんど賃金が支払われなくなったという。
 3人の生活費が尽き、家賃を払えなくなると、会社事務所に住まわせ、その家賃も請求するようになった。社長は3人に「生きているだけで迷惑」「殺すと問題があるので、交通事故にあって死んでほしい」などと、大声で罵倒するパワハラを繰り返したという。
 会社事務所で深夜も働いていることを確認するためにLINEで数分ごとに報告させたり、建物に取り付けたカメラや携帯電話のGPSで行動を監視したりもした。会社事務所での生活は、風呂もなく、寝るときは床にタオルをひく程度だったという。
 今年2月、女性が「私は死んだほうがましですか?」という趣旨の発言をしたところ、社長は激怒。女性の目の前で使っていたパソコンを破壊し、「(死んだら)ゴミが増えるだけだ」などと暴言を繰り返した。その日の午後、女性は自殺したという。
 原告らは、賃金の天引きは違法で、社長の一連の言動や行為は、原告の人格権などを侵害したパワハラにあたると主張している。
 提訴後、原告である元同僚の男性2人と代理人弁護士が東京・霞が関で記者会見した。自殺した女性とともに社長の債務の保証人になったという39歳の男性は、社長について「外向きと内向きの顔がまったく違う」と話した。取引先などからは「仲良くやっている」とみられ、パワハラの実態は外からは見えにくかった。このため、このようなパワハラが再び起きないよう歯止めをかけるために提訴を決意したという。
 男性自身、何度も会社を辞めようとしたが、その都度、社長からなだめられ、辞められなかった。自分と女性に負わされた借金について、どちらか一方が逃げた場合、もう一方が2人分の返済責任を負うとされていたことも、辞められなかった理由の一つだという。
 代理人の深井剛志弁護士は「借金で縛り付けて馬車馬のような形で働かされるという関係がパワハラで問題だ」と語った。
 会見では、亡くなった女性の父親が書いたという手紙を弁護士が読み上げた。そこには「娘の死後半年以上が経過いたしましたが、社長からの謝罪の言葉も娘の私物の返還もない。娘はきっと現世でさまよっていると思われ、残念でなりません」と記されていた。
 同社は朝日新聞の取材に対し、訴状をみてから対応を検討する意向を示した。
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  1. 2018/10/18(木) 20:17:11|
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  4. | コメント:4
<<ビ・ハイアについての報道と、それに対する反応について | ホーム | The Beatles: All YOU NEED IS LOVE>>

コメント

記事を読ませていただきました。
私自身は清水氏の一月万冊の配信を定期的に見る視聴者であり、またそれ経由で安富さんの著者も何冊も購入しています
今回の訴訟の情報を見るにつれ「清水という人間は本当は悪い人ではないか?」という感情が募りました、しかし配信を見ている私には安富さんと同じく腑に落ちない点がただあります。ぜひとも裁判でお互いの思う所を明らかにし、外部の人間である私も真相が知りたいです
  1. 2018/10/18(木) 21:14:53 |
  2. URL |
  3. 名乗らない嫌な奴 #-
  4. [ 編集 ]

個人のブログやSNSなりで親との人間関係について語っているのなら信頼できると思いますが、
会社で書く記事は社員が個人のことを自由に書ける物ではないし、記事を確認して修正をさせたり、掲載の許可を出す人間が必ずいますよね。
自分は給与をくれない零細ゲーム会社に勤めていましたが、ファンのみなさんをがっかりさせないようにいつも楽しい内容を心がけて書いておりました。
社員がどんどん辞めて、税金すら払えない社員がいても、そんなこと絶対に書いたりはしません。
でも本音は自分のSNSに書いていましたね。
  1. 2018/10/18(木) 22:02:41 |
  2. URL |
  3. 名乗らない嫌な奴 #-
  4. [ 編集 ]

匿名で失礼します。
私は去年から一月万冊のyoutubeを見てきた一視聴者です。
清水氏の利他的な活動を見てきて、同世代の私からは尊敬の眼差しに映ったりもしました。
なので今回の件を初めて知った時、衝撃的で信じられませんでした。提訴してきた相手は遺族の毒親かと最初は清水氏に同情の目で見ていたのですが、一緒に提訴してきたのが学生時代からの親友であった大下さんであること、そしてそれに反論する清水氏のコメントを見て見方が変わりました。
会社スタッフ一覧に執行役員とされていた大山さん大下さんが実は業務委託契約であった。これは清水氏が認めてるまぎれもない事実です。
http://be-higher.jp/staff/
大下さんら2人が会社を辞めたことを清水氏は何故かずっとひた隠しにしていました。会社のスタッフ一覧に未だに3人の名前が載っていることがそもそもおかしいのですが。。。

過去のyoutube動画を思い返すと、休日にスタッフ全員で旅行するなんて仲のいい会社だなぁと思いつつ、スタッフをここまで拘束するのかと疑問が湧きます。スタッフのプライベートな部分にまで結構突っ込まれていたし、深夜の配信や日曜日の配信時にもなぜかスタッフが会社にいたり、不可解な点が見受けられました。

安冨さんは、ビ・ハイアの従業員に何かしらの違和感は感じませんでしたでしょうか?
  1. 2018/10/18(木) 22:56:09 |
  2. URL |
  3. きき #-
  4. [ 編集 ]

気になるのは、清水氏を庇う内部の人間が誰もいないということです。
特に休日も一緒に旅行に行くような間柄であればなおさら
横領と疾走した社員を責めて大好きな社長を庇う人がいても良さそうな気がしますが・・・
  1. 2018/10/18(木) 23:33:15 |
  2. URL |
  3. 名乗らない嫌な奴 #-
  4. [ 編集 ]

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