2014年7月25日に、私にとって画期的な出来事があった。 東京藝術大学の毛利嘉孝准教授の主催で、「特別研究会 暴力の音楽と音楽の暴力」が開かれたのである。毛利准教授の司会で、安冨歩×烏賀陽弘道(ジャーナリスト)×片岡祐介(打楽器奏者・作曲家)が登壇した。このなかで、玉田兵吾作詞、安冨歩作曲、片岡祐介採譜「サリエリの歌(あるいは、立場の音楽)」を学内試演した。
この曲の歌詞は下記のとおりであり、
https://drive.google.com/file/d/0Byujdzu7HWhYRnVEbWZqWTZmVmVJU3N1QzNBaWZlSDdlNVVn/edit?usp=sharing ↑ここから楽譜をダウンロードできる。これは、自由に演奏あるいは改変できるが、その際には、作詞作曲・採譜者を明記する必要がある。
音源はこちら→
https://drive.google.com/file/d/0Byujdzu7HWhYZGluM212M0g0b28/edit?usp=sharing
サリエリの歌(あるいは、立場の音楽)
作詞・作曲 玉田兵吾
この国は 立場で できている。
芸大も 立場で できている。
音楽も 立場で できている。
指先は ピアノを 操作せよ。
筆先は 音符を 操作せよ。
魂を 惑わす ことなかれ。
魂を 震わす ことなかれ。
何事も 立場を 守るため。
作曲も 立場を 守るため。
演奏も 立場を 守るため。
小手先で 楽器を 掻き鳴らし、
口先で 楽譜を 弁護せよ。
魂を 惑わす ことなかれ。
魂を 震わす ことなかれ。
立場を 脅かす者を 私は許さない。
秩序を かき乱す者を 私は許さない。
才能を ひけらかす者を 私は許さない。
音楽を 生み出す者など 決して許さない。
創作は 立場に ふさわしく。
研究も 立場に 沿ってやれ。
教育で 立場を 叩き込む。
鼻先で 彼らを あざ笑い、
矛先を 向けるは アマデウス。
魂を 惑わす 者に死を。
魂を 震わす 者に死を。
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- 2014/08/09(土) 23:18:50|
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