既に、
http://anmintei.blog.fc2.com/blog-entry-973.htmlで『合理的な神秘主義』について少し説明したが、この本の一つのウリである「オプショナルツアー」について説明しておきたい。この本の第一部のパラグラフは、冒頭に通し番号が振ってあり、末尾に ⇒ 123 とかいうように、指示が付いている。何をしているのかというと、普通の読み方とは別に、パラグラフを飛び飛びに読む方法を示しているのである。
第一部は、合理的な神秘主義の先駆となる思想を展開した偉大な思想家の紹介であるが、それは誕生年を基準として、思想家ごとに一章を割り振って構成している。しかしこれでは、思想内容としての流れとしてはうまくない。そこで、パラグラフに通し番号を振って、末尾に次に読むべきパラグラフの番号を指示する、という形で、内容の流れで読む方法を可能にしている。
このオプショナルツアーは、以下の四つの連続する系列から成っている。これに沿って読むことで、まったく新しい読書体験を享受しうるはずである。早速本書をオプショナルツアーで読んでくださった そんいろん@unimaru0515さんと、燕沢@tsubamezawaさんとが、ツイッターで以下のように書いてくださっている。
そんいろん@unimaru0515
安冨歩『合理的な神秘主義』(青灯社)読了。
章だてで順番に読むのではなく、テーマにそってパラグラフを行きつ戻りつ、時にジャンプしながら読むスタイルは知的刺激が倍増。まるでネットサーフィンしながら読んでいる感覚。受動的になりがちな読書を能動的にさせてくれる。
燕沢@tsubamezawa
『合理的な神秘主義』は非常に面白い。何だかよくわからないが、わかったような気になる。番号を追っていると、同じところをぐるぐる廻って永遠に終わらないような気がする。読んでいると、何だか気が楽になる。ぜひ、ご体験頂きたい。



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- 2013/05/07(火) 20:19:42|
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