
大阪府高槻市の阪急高槻市駅の北東、JR高槻駅の西側に京都大学の農場がある。こんな便利なところに大学農場があるのは、今後の日本の農業のあり方を変え、都会と田舎とを有機的に結合する上で、極めて貴重な場所だなぁ、と私は思っていた。
ところが京大は、この貴重な土地を売り払うことにした。そして京阪奈丘陵を徹底的に破壊しながら使い道がなくて、UR が完全に持て余している土地に農場を移転させることとなった。現在の農場の土地は、高槻市が国から巨額の借金をして、買い取ることになった。
http://sankei.jp.msn.com/west/west_economy/news/120807/wec12080714460003-n1.htmこの記事によると高槻市が京大に「保存するから売ってくれ」と言っていたことになっているが、高槻市は「京大がどうしても出て行くというので買う」と説明している。
高槻市が買い取る理由は、この土地の北半分には太古の村の遺跡が眠っているからである。南半分はもともと海だったらしい。遺跡部分は、「景初4年」の銘の入った銅鏡の出土した安満宮山古墳があり、その麓の同時期の村落である。この部分は文化財としての補助金、残り半分は防災公園としての補助金でやるそうで、工事は例によって、UR が請け負っている。どのような公園を作るかは、これからの二年間で決めることになっている。
さて京大農場は80年の歴史を誇るが、今回のオープンファームは史上初である。
案内はこちら↓
http://www.farm.kais.kyoto-u.ac.jp/openfarm2012.htmlこの貴重な機会を捉えるべく、
馬力学会が京大農場にご協力することにした。
馬車・ホースセラピー自転車トライアルなどを展開する。馬車は午後に出る予定。
安冨も何かするつもり。
京大農場へ来たれ!
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「環境と農業」のテーマによる公開講座、「イネの収穫」などの農業体験実習、「渋柿の渋抜き」、「お米の美味しさを調べる」などの公開ラボ、農場を案内する農場ツアーおよび農産物即売などのイベントが満載です。
日時
2012年11月3日(土曜日)9時30分~16時00分
公開講座は9時00分~12時30分 (8時30分から受付開始)
農学研究科附属農場(大阪府高槻市八丁畷町12-1
【アクセス】阪急「高槻市」下車 徒歩15分、または
JR「高槻」下車 徒歩20分
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- 2012/10/22(月) 21:15:07|
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