東京大学大学院理学研究科のロバート・ゲラー教授のインタビュー記事が、『夕刊フジ』に出ている。ゲラー教授は、かねてから、地震予知が不可能であることを、地震学者は正直に国民に言うべきだ、と主張している。そのため東京大学の地震学の教授だというのに、テレビでは、「たかじんのそこまで言って委員会」しか呼ばれず、週刊誌に出るくらいで、新聞となると、『夕刊フジ』になってしまうのである。恐ろしい国である。ゲラーさんにそのことを申し上げたら、
「本来のマスコミ(NHKなど)は(記者クラブ制度のため?)責任を怠っています。その代わりに本来ふざけているはずの媒体(たかじんの番組、週刊誌、タブロイド紙など)は(ときに)まともな報道をちゃんとしていることになりました。」
と言っておられた。恥ずかしい限りである。せめて東京新聞あたりは、報道して欲しい。
記事はこちら。↑上の記事の「せめて東京新聞あたりは、報道して欲しい。」とかいうのは私の勘違いでした。ゲラーさんが言っておられたのは、NHK限定のことでした。以下のメールをいただきました。
「念のために、これまでの1年間で主要新聞(漏れなく、東京新聞を含めて)及び通信社は私の地震予知体制に対して批判を丁寧に取り上げてくれました。テレビ朝日の朝のニュース番組も、フジテレビの夕方のニュース番組も1度ずつ。でも、知っている限りNHKはこれまでの1年間に1度でも地震予知(いわゆる東海地震を含めて)ができないことを報道していません。」
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- 2012/03/09(金) 17:01:36|
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