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マイケル・ジャクソンの思想

福島原発:漏水の危険性

毎時1シーベルト以上の放射線というのは、とんでもないことである。もう絶対に人は近づけない。これは何を意味するかというと、冷却ポンプを回復する工事ができない、ということである。既に何度か指摘したように、本格的な冷却系を回復できない限り、炉心の溶融は進んでいく。

何れかの原子炉から放射性物質がもろに漏れ出す事態になれば、いずれの原子炉にも近づけなくなる。人間が近づいて、冷却し続けてやらない限り、原子炉は暴走する。チェルノブイリでやったような、コンクリートの石棺で固める用意を始めねばならないのではなかろうか。

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福島第1原発:2号機の水で高い放射線量 排出作業を中断

 東京電力は27日、福島第1原発2号機のタービン建屋地下で見つかった汚染水の水面から、毎時1000ミリシーベルト(1シーベルト)以上の放射線量が検出されたと発表した。測定限界を超えたため正確な値が分からないという。3号機でも水面の放射線量が毎時750ミリシーベルトと高い値だった。東電はこの日、2号機の汚染水を復水器へ排出する作業を始める予定だったが、放射線量が高いため作業員の安全確保が困難と判断し、作業を中止した。再開のめどは立っていない。【酒造唯、足立旬子、山田大輔】

 汚染水から検出された物質の放射能濃度は放射性のヨウ素131(半減期8日)が1300万ベクレル、セシウム134(同2年)とセシウム137(同30年)がそれぞれ230万ベクレルなど(単位は1立方センチあたり)。いずれもウランやプルトニウムが核分裂してできる。

 毎時1000ミリシーベルトという放射線量は、人が浴びると吐き気などの症状が表れる高い数値。3000~4000ミリシーベルトで約50%が死亡、6000~7000ミリシーベルト以上で99%以上が死亡するとされている。2号機では今月15日、原子炉格納容器につながる圧力抑制プールで爆発が起き、同プールの圧力が急激に低下。同プールが損傷して穴が開いている可能性がある。

 27日会見した東電の武藤栄副社長は高い放射線量が検出された原因について「原子炉由来だと考えている。原子炉格納容器や圧力容器が破損しているとは考えにくく、弁やポンプが高温高圧で損傷した可能性が高い」と話した。東電によると、1~4号機のタービン建屋地下全てで放射性物質に汚染された水が見つかり、通常運転時の冷却水と比べた放射性物質の放射能濃度は1、3号機が約1000倍、4号機はほぼ同程度。水面での放射線量は1号機が毎時60ミリシーベルト、4号機が毎時0・5ミリシーベルトだった。

 また、東電は27日、福島第1原発1~4号機の放水口南側約330メートルで26日午後に採取した海水から、基準の約1850倍もの放射性ヨウ素131を検出したと発表した。前日に採取した海水より数値が上昇している。

 他に、セシウム134が約197倍、セシウム137は約133倍などで、いずれも前日より高かった。

 保安院は「海の生物が放射性物質を吸収した後、人が食べるまでには希釈されることから、健康上の被害を考える必要はない」との見解を示した。


毎日新聞 2011年3月27日 20時34分(最終更新 3月27日 23時01分)
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  1. 2011/03/27(日) 23:05:19|
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福島原発:なんじゃこりゃ?!

 保安院の発表によると、ヨウ素131などの他に第1原発の放水口付近ではモリブデン99(半減期66時間)が、3号機タービン建屋地下で見つかった水たまりからはバリウム140(同13日)やランタン140(同2日)など、半減期が比較的短い放射性物質が検出されている。

とのことだが、半減期が66時間の放射性物質が放水口付近の海から見つかるということは、原子炉から海へと直行しているということではないだろうか。

これはつまり、冷却水がどこかで大きく漏れている、ということである。可能性が高いのは冷却水の循環パイプのどこかが亀裂を生じているということである。あんな複雑でやっかいなシステムなのだから、地震と津波と爆発とで、そうなっていない方が不思議なので、当然といえば当然だが、非常に恐ろしい事態である。

>定住している海藻類は問題が生じるかもしれないが、一般に広い海域を回遊している魚では無視できるレベルだとは思う

と眠たいことを平気で言う、野口邦和・日大専任講師(放射線防護学)の神経が恐ろしい。

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東日本大震災:福島第1原発事故 海水汚染、損傷燃料が発生源か--専門家分析

 ◇モニタリング強化へ
 東京電力福島第1原発の放水口近くで25日に採取した海水から基準の約1250倍の放射性物質、ヨウ素131(半減期8日)が検出された問題で、枝野幸男官房長官は26日、海水の汚染状況の調査を強化する考えを示した。また、海水などから検出されている放射性物質の種類から、専門家は発生源を「原子炉の燃料が損傷したもの」と分析している。

 枝野氏は26日の記者会見で、「より広範な地域で海水のモニタリングは強化しなければならない」と述べた。ただ、「海洋生物に影響を及ぼす可能性は低い」と強調した。

 24日午前に同じ地点で実施した調査結果は、ヨウ素131は基準値の103・9倍で、1日で10倍以上に急増している。枝野氏は「1日で同じ地点の放射線量が大きく伸びていると報告を受け、東電、原子力安全・保安院に検討、分析をお願いした」と述べた。

 また、国の原子力安全委員会は26日の会見で、「ただちに健康に影響するものではない」とする見解を示した。

 保安院の発表によると、ヨウ素131などの他に第1原発の放水口付近ではモリブデン99(半減期66時間)が、3号機タービン建屋地下で見つかった水たまりからはバリウム140(同13日)やランタン140(同2日)など、半減期が比較的短い放射性物質が検出されている。

 これらの放射性物質は核分裂によって生成されるため、11日の原子炉の緊急停止以降は減り続けている計算になる。

 野口邦和・日大専任講師(放射線防護学)は発生源について「モリブデンやバリウムなどあまり外に出ないものまで検出されている。明らかに原子炉の燃料が損傷し、冷却水と混ざったものだ。定住している海藻類は問題が生じるかもしれないが、一般に広い海域を回遊している魚では無視できるレベルだとは思う」と話している。

 東電は「放射性物質を含んだ水が海水に漏れだしている可能性が高い。(1~3号機のタービン建屋地下で見つかった)水たまりから出ている可能性も否定できない」とし、海水の調査を1日1回から2回に増やす。

 福島第1原発では26日、1、2号機を中心に復旧作業が進められた。2号機では中央制御室の照明が点灯、原子炉に注入する水の真水への切り替えにも成功した。【小山由宇、日野行介、河内敏康】


毎日新聞 2011年3月27日 東京朝刊
  1. 2011/03/27(日) 22:09:30|
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浜岡原発:石橋克彦教授の論文

広瀬隆さんがケーブルテレビで指摘していた地震学者の石橋克彦神戸大学名誉教授の論文である。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/9710kagaku.pdf

石橋教授のHPは以下。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/

ちゃんと全てが、予想されていたことを、しっかり認識せねばならない。
  1. 2011/03/27(日) 21:55:11|
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福島原発:広瀬隆の解説



広瀬隆はむかしむかしから、こういう事態が起きることを指摘してきた人である。ケーブルテレビでのみ、こういう見解が出ていることは、全く許しがたい事態である。
  1. 2011/03/27(日) 20:59:38|
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福島原発:ヤブロコフ博士の見解

この方の見解は、説得力があると私は考える。

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「放射能被害を過小評価」 ロシアの科学者 福島原発を懸念
2011年3月27日 00:10

 旧ソ連で1986年に起きたチェルノブイリ原発事故について、人や環境に及ぼす影響を調べているロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士が25日、ワシントンで記者会見し、福島第1原発事故の状況に強い懸念を示した。博士の発言要旨は次の通り。

 チェルノブイリ事故の放射性降下物は計約5千万キュリーだが、福島第1原発は今のところ私の知る限り約200万キュリーで格段に少ない。チェルノブイリは爆発とともに何日も核燃料が燃え続けたが、福島ではそういう事態はなく状況は明らかに違う。

 だが、福島第1はチェルノブイリより人口密集地に位置し、200キロの距離に人口3千万人の巨大首都圏がある。さらに、福島第1の3号機はプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料を使ったプルサーマル発電だ。もしここからプルトニウムが大量に放出される事態となれば、極めて甚大な被害が生じる。除去は不可能で、人が住めない土地が生まれる。それを大変懸念している。

 チェルノブイリ事故の最終的な死者の推定について、国際原子力機関(IAEA)は「最大9千人」としているが、ばかげている。私の調査では100万人近くになり、放射能の影響は7世代に及ぶ。

 セシウムやプルトニウムなどは年に1-3センチずつ土壌に入り込み、食物の根がそれを吸い上げ、大気に再び放出する。例えば、チェルノブイリの影響を受けたスウェーデンのヘラジカから昨年、検出された放射性物質の量は20年前と同じレベルだった。そういう事実を知るべきだ。

 日本政府は、国民に対し放射能被害を過小評価している。「健康に直ちに影響はない」という言い方はおかしい。直ちにではないが、影響はあるということだからだ。

=2011/03/27付 西日本新聞朝刊=

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レベル6以上と海外専門家 スリーマイル超す事故(3/25 17:31)

 【ワシントン共同】福島第1原発事故で、経済産業省原子力安全・保安院は国際的な評価尺度で「レベル5」の事故とする暫定評価結果を発表した。だが、周辺への影響は同レベルの評価を受けた米スリーマイルアイランド原発事故を既に上回っており「最終的にレベル6以上になるのは確実」との見方が海外の専門家に広がっている。
 レベル5は、0から7までの8段階の尺度のうち上から3番目。「発電所外へのリスクを伴う事故」を意味する。
 スリーマイル事故では、半径80キロ圏内に住む人が受けた放射線量は平均10マイクロシーベルトとされ、一般人の年間被ばく限度、千マイクロシーベルトの100分の1。健康に与えた影響は小さかった。
 一方、福島では、周辺の水や食物などから国の基準を上回る放射性物質が検出されていることから、外部に漏れた量はスリーマイル事故を大きく上回るとみられる。事故後3~4日の間に放出されたセシウム137の量は、レベル7の評価を受けた旧ソ連チェルノブイリ原発事故後10日間の量の20~50%に相当するとの試算もある。
 このため、フランス原子力安全局のラコスト局長は「レベル6の事故であることは明らか」と強調。米シンクタンクの科学国際安全保障研究所(ISIS)はレベル7に達する可能性もあるとした。
 チェルノブイリ事故の人や環境への影響を調べたロシアの科学者アレクセイ・ヤブロコフ博士は「福島事故はチェルノブイリ以上に深刻な事故になる恐れがある」と指摘。その理由として、燃料がチェルノブイリよりも多いことや、毒性の強いプルトニウムを含んだ燃料を使った原子炉があることを挙げている。

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  1. 2011/03/27(日) 20:47:44|
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福島原発:三つの可能性?

下の記事は日経新聞の「三つの可能性」という様式に従った解説記事である。ここでは可能性を以下の三つに分類している。

■可能性(1)消防ポンプ継続
■可能性(2)冷却機能が回復
■可能性(3)燃料棒溶け出す

しかし、これはおかしいのではないだろうか。というのも、消防ポンプによる循環だけでは、炉心の燃料棒を完全に水に浸すことはできないからである。圧力容器のなかの、熱くなった燃料棒に水をかけると、直ちに蒸発してしまう。すると、容器内の圧力は非常に高くなり、水を入れようとしても入らなくなる。それゆえ、どんなに頑張ろうとも、消防用ポンプでは、燃料棒のかなりの部分が露出する。露出すると、燃料棒は溶解する。それゆえ、

可能性(1)=可能性(3)

のはずである。

ところが、下の記事を読むと、消防ポンプで頑張っている限りは燃料棒が溶けず、それが止まると溶け出して大変なことになる、という印象を受ける。正確に言うなら、消防ポンプが止まると、燃料棒の全体が露出して、急激に溶ける、ということだと思う。それゆえ、三つの可能性とは、

■可能性(1)消防ポンプ継続=燃料棒の溶解が徐々に進む=その間、放射能汚染が広がり続ける
その1=幸運にも徐々に冷えて安定する。(1ヶ月以上掛かる)
その2=不運にも燃料棒の溶解によって圧力容器・格納容器が破損する
■可能性(2)冷却機能が回復=燃料棒の溶解が止まる
■可能性(3)燃料棒が急激に溶けて圧力容器・格納容器が破損する

ということになる。



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汚染水が状況好転阻む 福島原発、3つの可能性
2011/3/27 4:00 日経新聞

 東日本大震災で甚大な被害を受けた東京電力福島第1原子力発電所では、冷却に使っていた海水を真水に代え、外部電源の復旧作業も少しずつ進んでいる。ただ、タービン建屋内に放射性物質に汚染された水がたまるなど作業環境は過酷さを増しており、計画通りに作業できず関係者にはいらだちも募る。膠着状態は続くのか、打開のきっかけはつかめないのか。今後の展開を考える。

■可能性(1)消防ポンプ継続

 2号機で26日、原子炉冷却用の海水を真水に切り替え、25日から真水を注入している1、3号機と併せ、緊急停止した1~3号機すべてが本来の冷却の姿に近づいた。原子炉が備える多重の冷却系の稼働へわずかに前進したが、放射線量は依然として高い。これらの冷却系に電源を通じさせる作業は好転せず、燃料棒の過熱をかろうじて抑える現在の状況が当面、続きそうだ。

 冷却水を真水にした点は不安材料の一つをなくせる。海水だと蒸発後に塩が残り弁や配管に詰まったり電気配線をさび付かせて電気を通した際にショートを起こしたりする心配があった。出光一哉・九州大学教授は真水への切り替えは「海水による悪影響を抑える望ましい対策」と解説する。

 だが、ほかの作業が滞っている。外部電源を受ける体制は1~3号機で整い中央制御室の照明もついたが、その先へ電気を通す作業は進んでいない。特に冷却水を循環させるポンプの再稼働が遅れている。3号機のタービン建屋でその作業を進めようとした矢先に、たまった水から高い放射線量が検出され、除去する必要が生じた。

■可能性(2)冷却機能が回復

 排水作業はいつまでに終えられるのか見通しが立たない。しばらく消防ポンプで冷却するぎりぎりの状態が続きそうだ。

 期待される次の段階は、外部電源とつながった冷却用のポンプが復帰し、圧力容器内の温度を下げる体制が整うことだ。原子炉内の水は膨大な熱量をもつため、消防ポンプで水を送り込むだけでは簡単に冷えない。まず、強力な冷却系の回復を関係者は望んでいる。

 さらに外部電源が復活し様々な計器類が動作すれば、事態の好転に弾みがつく。一部の計器で炉の状況がつかめるだけでも大きい。「どこが壊れているのかを明確にできれば、次の戦略を立てる際にも有効」(出光九大教授)という。このためにも建屋内にたまった水の除去が不可欠だ。

■可能性(3)燃料棒溶け出す

 最も懸念される事態の可能性もまだ残る。燃料棒が溶けて放射性物質が外部に漏れ出すことだ。京都大学原子炉実験所の宇根崎博信教授は「消防ポンプの停止などのトラブルが起きれば圧力容器の温度が急に上がる恐れもある」と指摘する。その場合は格納容器の温度も高まり、水蒸気を逃がさなければならず、放射性物質を大気中に放出する事態を避けられない。

 厚い金属製の圧力容器は頑丈なので溶けた核燃料が外部に漏れる恐れは極めて低い。だが、これまで経験したことのない事故の連鎖で、厳しい局面を迎える可能性も否定できない。
  1. 2011/03/27(日) 09:36:28|
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福島原発:小出裕章さんの講演



小出さんの講演がアップされた。意味のわからないことは一切、言っていない。
  1. 2011/03/27(日) 01:36:59|
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