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マイケル・ジャクソンの思想

福島原発:放射性物質の飛散

現時点では、以下で述べられているように、危険性はさほど高くないと思われる。しかし同時に、以下の結果は、もしも今後、原子炉が水蒸気爆発を起こすという最悪のケースが発生すれば、

栃木県、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山形、新潟

といった非常に広い範囲で放射性物質が降り注ぐことを事前に立証してくれている。もちろんこれは風向き次第であり、風向きや風の強さが違えば状況は全く変わってくる。また、水蒸気と共に空に登った放射性物質が、最初の雨によって落ちてくる場所が最も危険である。それがどこになるのか、事前には全くわからない。

チェルノブイリでは、中性子の減速材として使われていた炭素が激しく燃え上がり、とんでもない火事を起こしたことが被害を大きくした。今回の軽水炉では、減速材として水を用いているので、こういうことにはならない。しかし、3つの原子炉でチェルノブイリの2倍の核燃料を燃やしている上に、ひとつはMOXというプルトニウムを用いた危険な燃料を使っている。それ以外に数千本の使用済み核燃料が貯蔵されている。そんなこんなで考えると、可能な被害の最大規模は、チェルノブイリを超えるおそれがある。

このことを認識せねばならない。しかし同時に、そこから生じる被害が、ハルマゲドンのようなものでもないことを理解しておく必要がある。何度も述べたように、問題は若い世代を如何に守るかにあり、高齢者に及ぶ影響は遥かに小さい。幸か不幸か、日本は世界最高水準の高齢化社会であるから、被害は相対的に小さくなる。

怯える必要はないが、ハイパーレスキュー隊の総隊長が指摘したように、放射能の恐ろしさを十分に熟知し、どういう被害が生じうるかを考えて、おそれる必要がある。その上で、冷静に、自分と自分の子孫の身を守る最善の方法を講じなければならない。それが勇気ある行動というものである。


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1都8県の空中で放射性ヨウ素など検出

 福島第一原子力発電所の事故の影響を調べている文部科学省は20日、首都圏を中心に1都8県で、ほこりや雨水などの空中降下物から放射性ヨウ素や同セシウムを検出したと発表した。

 専門家は、直ちに健康に影響を及ぼす数値ではないとしている。同時期の水道水調査で規制値を下回る放射性ヨウ素が出ており、今回の検出は、原発から放出された放射性物質が水道水に溶け込んだ裏付けとなる。

 各都道府県で19日午前9時~20日同9時の間に採取した。放射性ヨウ素は、栃木県で1平方キロ・メートルあたり540メガ・ベクレル(1平方メートルあたり540ベクレル)のほか群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川、山形、新潟で検出。セシウムは群馬で63メガ・ベクレル(同63ベクレル)のほか栃木、山形、千葉、岩手で検出された。宮城、福島、茨城、奈良のデータはなく、ほかの道府県では検出されなかった。18日午前9時からの24時間では、栃木で1300メガ・ベクレル(同1300ベクレル)の放射性ヨウ素を観測するなどしたが、翌24時間は数値が低下した場所が多い。事故後、空中降下物の放射性物質量が公表されたのは初めてで、観測は今後も続けられる。

 松原純子・元原子力安全委員会委員長代理は「チェルノブイリ原発事故が周辺の国や地域に及ぼした汚染レベルの1000分の1以下と言え、直ちに健康に影響を及ぼすものではないが、環境中や、野菜、牛乳などの放射能レベルを継続して観察していくことが重要だ」と話している。

(2011年3月20日22時09分 読売新聞)
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  1. 2011/03/20(日) 23:43:50|
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福島原発:危なかった

3号機はMOXというプルトニウムを混ぜた燃料を使っている。その格納容器は既に弁が開けられており、そこから蒸気が出ている。現段階ではその蒸気はフィルターやプールを通って出るので、ほとんど放射能を持つ物質は出ないと思われる。

しかし、今日午後の段階では、弁が開いてているはずの格納容器の圧力が上がり、フィルターもプールもない弁が開けられるおそれがあった。もしそうなっていれば、プルトニウムが環境中にかなりの量、放出されるおそれがあった。相当に危険な事態であったが、幸いにも圧力が下がり、回避された。プルトニウムは非常に危険な物質であるが、既に幾らかは表に出ているようである。もしベントされていれば、事態は更に深刻になるところであった。

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福島第1原発:3号機の圧力安定 減圧操作見合わせ

 東京電力によると、福島第1原発3号機の格納容器の圧力を下げる操作は当面見合わせる。容器内の圧力が安定したため。

毎日新聞 2011年3月20日 16時04分

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福島第一3号機格納容器、圧力降下策で蒸気放出

福島原発
 東京電力は20日、福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器の圧力が再び上昇を始めたとして、格納容器内の蒸気を外部に放出して圧力を下げる操作を再度行うと発表した。


 圧力は同日午前1時10分には約2・8気圧だったが、同4時30分には約3・4気圧になった。現在、所内で行われている電源の復旧作業や放水作業などは中断する。

 3号機は13日午前8時41分から蒸気を放出する弁を開けたままで、圧力が再び上昇した理由は不明。この弁が閉じてしまっている可能性があるため、復旧作業員などが退避した後、弁を開ける操作を試みる。

 それでも圧力が下がらなければ、別の弁を開けるが、冷却水を通さずに排気するため、強い放射能を帯びた物質が外部に放出される可能性がある。

(2011年3月20日13時44分 読売新聞)

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  1. 2011/03/20(日) 21:09:49|
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福島原発:ハイパーレスキュー隊の真の勇気





ハイパーレスキュー隊の活動が成功した。これは、人間側がはじめて収めた大きな成功である。これで敷地内の放射能濃度が下がるように願う。そうすれば活動領域を拡大できる。

記者会見を見れば、彼らの活動が、如何に深い知識と、冷静な判断力と、勇気とによって実現されたかがわかる。富岡豊彦総括隊長は、「長男に、安全が確保されない限り、仕事はしないから、安心して待ってろ、と言って私は家を出ました。」と言っている。正確な知識に基づいて安全を確保し、最大限の貢献をする、ということが、まさに勇気なのである。

読売新聞は、

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佐藤総隊長は「放射能の危険を熟知しているので、恐怖心を克服できた」と述べた。
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と書いているが、これは事実を大きく歪曲している。YouTube では見つからなかったのだが、先程見たNHKニュースで流れた記者会見で佐藤康雄総隊長が言っていたことは、

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「私たちは、普通の人とは違って、放射能について熟知していますので、それゆえ、非常に強い恐怖心を持っています。それを克服して、この任務に取り組みました。」
==========

というようなことであった。

読売新聞の表現では、佐藤総隊長が、「正しい知識があれば、放射能なんて怖くないぜ!」という無謀者であるということになる。とんでもない侮辱である。意図的に歪めているとしか考えられない。

『論語』に、

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子路曰、
「子行三軍、則誰与。」
子曰、
「暴虎馮河、死而無悔者、吾不与也。必也臨事而懼、好謀而成者也」。

子路曰はく、
「子三軍を行はば、則ち誰と与にせん。」と。
子曰はく、
「暴虎馮河し、死して悔い無き者は、吾与にせざるなり。必ずや事に臨みて懼れ、謀を好みて成す者なり。」と。
==============

という対話がある。孔子は

「虎に素手で襲いかかったり、黄河を泳いでわたるような、そんな死んで悔いないような者とは、一緒にやらない。必ずや、事に臨んでおそれを抱き、良く考えて行動する者と一緒にやる。」

と言った。ハイパーレスキュー隊の指導者たちは、まさにそういう人々である。

また、

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子曰、知者不惑、仁者不憂、勇者不懼。
子曰わく、知者は惑わず、仁者は憂えず、勇者は懼れず。
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という章がある。彼らはまさに知者であり、勇者であり、仁者であった。

原子力欺瞞用語を駆使する最低の小人どもが引き起したこの事態を、このように立派な人々の命を危険に晒すことで尻拭いさせるとは、痛恨の極みである。



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東京消防庁放水「恐怖心を克服、プールに命中」
読売新聞 3月19日(土)23時16分配信
 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、3号機の使用済み核燃料の一時貯蔵プールに19日未明に放水を行った東京消防庁の緊急消防援助隊の総隊長ら3人が同日夜、東京・大手町の同庁で記者会見を行い、「恐怖心を克服し、ミッションを達成できた」などと振り返った。

 会見に出席したのは、現場に行ったハイパーレスキュー隊の冨岡豊彦(47)、高山幸夫(54)の両隊長ら。オレンジ色の作業服姿に黒いブーツを履いた冨岡隊長は大変だったことを尋ねられると、「隊員の士気が高いので……」と切り出し、絶句。しばらく声を詰まらせた後、「家族ですね。本当に申し訳ない。この場でおわびとお礼を申しあげたい」と唇を震わせながら目に涙を浮かべた。

 高山隊長は、「(放射能という)目に見えない敵との戦いだった。短い時間で活動を終了するのが大変だった。仲間のバックアップがあったから良かった」と話した。

 会見に同席した同庁警防部長の佐藤康雄総隊長(58)の説明によると、同隊はまず、18日午後5時過ぎ、同原発の正門から中に入った。当初の予定では、3号機そばの岸壁から直接海水をくみ上げることになっていたが、がれきや流木が現場に散乱して大型車が通行できなかったため、いったん撤退した。

 同日午後11時30分、隊員約40人で再び敷地内に入った。そのうち20人が約350メートルにわたって手作業でホースをつなぐなどし、19日午前0時30分、屈折放水塔車の高さ約22メートルのホースから3号機に向かって20分間、毎分約3トンを放水した。

 放水前の現場の放射線量は約60ミリ・シーベルトあったが、放水を終えた段階でほぼ0ミリ・シーベルトに。佐藤総隊長は、「(使用済み核燃料プールに)命中しているなと思った。139人の安全を確保しつつ、連続して大量の水を注入するミッションを達成できた」と笑顔で語った。

 2度の活動に従事した約50人のうち、最も被曝(ひばく)量が多かった隊員は約27ミリ・シーベルトで、14~15ミリ・シーベルトが3人、10ミリ・シーベルト以下が45人いた。同庁は原子力災害の現場での被曝量の基準を30ミリ・シーベルトと設定しており、佐藤総隊長は「基準を満たすことができた。放射能の危険を熟知しているので、恐怖心を克服できた」と述べた。活動には、本人が承諾したハイパーレスキュー隊員を充てた。
最終更新:3月20日(日)1時28分


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消防放水「命中を確信」 涙の隊長、家族に陳謝
2011年3月20日5時6分

「非常に難しく危険な任務だった。国民の期待をある程度達成でき、充実感でほっとしている」――。東京電力福島第一原発の冷却作戦で、10時間以上の「連続放水」を成功させた東京消防庁の派遣隊員の一部が19日夜、帰京した。佐藤康雄総隊長(58)ら3人が東京都内で記者会見し、心境を語った。

 会見したのは、災害救助のスペシャリストである「ハイパーレスキュー」の冨岡豊彦隊長(47)と高山幸夫隊長(54)。

 冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みんな一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。

 高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。

 佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。

 高山隊長は今回の任務を「目に見えない敵との闘い」と振り返った。注意したのは放射線量。「隊員たちが常に測定しながら安全を確認し、アピールしてくれた。仲間のバックアップがあったから任務を達成できた」と話した。

 会見では、作戦の具体的な中身も明かされた。

 佐藤総隊長によると、派遣隊は本人が承諾した隊員から選抜された。

 原発に入ったのは18日午後5時5分。作戦は当初、車から出ずに車両でホースを延ばす予定だった。8分で設置できる計算だった。だが、海岸付近はがれきだらけ。車が走れそうなルートだと2.6キロあり、ホースが足りない。

一度本部に戻り、安全な方法を再検討した上で午後11時半に原発に戻った。最終的には、途中まで車で延ばし、最後の約350メートルは隊員が車外に出て、巻いたホースを手で延ばし、取水のために海まで届かせた。

 ポンプで吸い上げた海水を放つ「屈折放水塔車」を止めたのは、2号機と3号機の真ん中で建物まで約2メートルの至近距離。目標とした、使用済み核燃料が貯蔵された3号機のプールまでは50メートルだった。いつでも退避できるようにマイクロバスを用意し、「特殊災害対策車」も待機した。

 翌19日の午前0時半、「白煙の方に向かって」3号機への放水が始まった。

 放水現場の放射線量は毎時60ミリシーベルトだったが、放水後はゼロ近くに。「命中している」と確信したという。
  1. 2011/03/20(日) 11:48:42|
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